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世界6か国・フルリモート企業Colereの「24時間忘年会チャレンジ」!

こんにちは。株式会社ColereでB Corpを担当しているOkaです。

B Corpといえば、サステナブルな会社に与えられる認証。
地球環境配慮や社会課題に対する取り組みが優れている企業、というイメージですが、認証を取得するためのアセスメントでは基本的にガバナンス・従業員・コミュニティ(社会課題)・地球環境・顧客の5分野でチェックすることになっており、企業が従業員にとっていかに働きやすい環境を整えているかもないがしろにできませんし、従業員に重きを置いて取り組みをしているB Corp認証企業も多くあります。

Colereは「信頼で結ばれた組織を創る」をMissionに事業活動を行っていますが、Colere自身も信頼で結ばれた組織として、様々な工夫を施し、メンバーが活き活きと仕事をしています。今また新たな仕組みも策定中で、どんどん進化しています。

だから思ったんです。
Colereなら、なんか楽しい忘年会ができそう。
企画したら絶対みんな賛同してくれそう。

ということで、誰かに忘年会幹事を指名されたわけでも、そういうイベント係でもないのに勝手に企画してしまった、2021年末のColereオンライン忘年会について、時にColereの社内制度の紹介を交えながら振り返ります。

リモート忘年会、内容の検討

「会場」確保

イベント企画はまず会場押さえから。と言ってもオンラインなので早く予約しないと席がなくなるなんてことは無いのですが、使える機能で企画内容も変わってくると思い、どのツールを使うかから考えました。
普段、Colereメンバーが集合する時にはシンプルにGoogle meetを活用していますが、バーチャルなネットワーキング/オフィススペースは数多ありますよね。会場内を自由に移動して、話したい人のそばに行くと声が聞こえて、離れると声も遠ざかり、ドリンクをゲットしたり、ゲームができたり、なかなか臨場感のあるツール。Colereでも複数人と作業が必要な時にSpatialChatを使ったり、他の忘年会でGather.townを使ったことがあるメンバーがいました。

今回はKumospaceという、その名の通り「雲」がロゴの会社が提供するツールを採用しました。無料プランで30人まで招待でき、参加手続きのしやすさ、会場のレイアウト、Youtubeやホワイトボード機能(結局使いませんでしたが・・)などを勘案して選びました。

Colereは長崎県の島・壱岐で誕生したということもあり、そのビーチに集合していることをイメージして、波の音を横で聞きながらリラックスできるようなレイアウトにしました。そして近くの人だけの音声を聞きとる機能をOFFにして、会場全体でみんなの音声が届く設定にしました。

Kumospaceを利用した忘年会会場

「日時」決め

大みそかの3日前くらいから年末モードで仕事納めをする日本の他、クリスマスにしっかり家族との時間を過ごし年末年始はさほど休業しない欧米諸国や旧正月文化の国、せっかく海外にいるから年末は旅行を楽しむ家族と、6か国ともなれば事情はそれぞれ。

そしてもっと悩ましいのが時間!

GMT+11、GMT+9、GMT+8、GMT+1、GMT+0、GMT-8と幅広すぎるColereメンバーの6つのタイムゾーンを超えて、普段仕事で関わりのないメンバーともこの機会に話してみたい。より多くの人に参加してもらうにはどうしたらいいだろうか。

そこでふと、テレビ番組の「さんまのまんま」が浮かんで、都合の良い時間に代わる代わる来てもらったいいじゃないか、ということで、「世界をまたいで24時間忘年会」とすることにしました。

実際には日本時間の昼12時から英国時間の昼12時まで、ホストを交代しながらバトンをつなぎ、あとで話題を共有することでその時その場にいなかった人にも会えたような気持ちになれたらいいなと妄想しながら企画を進めました。

Colereの展開資料

リモート忘年会、プログラムの内容


Colere2021年振り返り動画

Colereの2021年の活動をまとめた動画を作りました。
これは個人的な趣味が半分ですが、毎月1つ以上は何かの分野で成果を挙げていて、Colereメンバーのコミット力の高さを痛感しました。
Colereでは四半期に一度、メンバー全員集合(時間が合わない人も録画でフォロー)のキックオフで経営・財務情報をはじめプロジェクト内容の共有や新しい社内制度の発表をしていて、完全なリモートワークでも会社のことをよく把握できます。「仕事場」はSlackチャネル。どのプロジェクトでどんな会話がされているかを誰でも見ることができるので、関わっていないプロジェクトでも情報収集には困りませんでした。
1分くらいで作るつもりが、いろんなことを詰め込むことができてしまい、気づいたら4分弱の大作に!ここからもColereのすごさが伝わりますでしょうか!

Colereの2021年の活動振り返り動画

Founders一問一答

Colereでは入社後3か月面談を実施していて、創業者と直接「最近どうよ?」とキャッチアップしています。これがいつも新たな発見に溢れていて、思わず創業者たちが内容をSlackで共有してくれるのですが、最近はColereの3P指標にまつわる本音トークもあり、そんなツッコんだ話をもっとみんなともしたいね、と話していたところでした。

ついでに、Colereにはいわゆる「上司との業績レビュー面談」の(私は超次世代型だと思っているのですが)「Spotlight」という制度があり、毎月のリマインダーをきっかけに誰でも創業者と「向き直り」を実施できます。その内容がメンバー全員にも公開されていて学びを共有でき、そこでもいろんな本音トークが繰り広げられています。
Colereにはより良い仕事ができるための仕組みがあちらこちらにあるのです。

今回の忘年会では、せっかくみんながフランクに集まる機会なので、創業者たちに普段聞けないことを聞いてみたいな~ということで、SanuさんとShunさん、それぞれ1時間みっちり時間を取って、Colereメンバーからのぶっちゃけ質問に答えてもらう企画にしました。

創業者への質問例

オンラインクイズ大会

忘年会のイベントと言えばクイズ大会。オンラインでみんなで一斉に楽しめるクイズツールも世の中には数多ありますが、まずは無料プランでできることや操作のしやすさからQuizizzを採用しました。
Slack Analyticsを活用したり、組織の基本的な情報などから問題を作成して全10問。
制限時間内でどれだけ早く答えたかも得点につながるので、5秒以内に紛らわしい選択肢の問題に回答するといった少しいじわるなものも出題。同じ問題で時間をおいて複数回実施することもでき、また開催タイミングに参加できなかったメンバーに後追いで回答してもらうこともできます。

クイズ大会の結果

Values Card コレラーの気持ち

Values cardは他社での「やってみた記事」があり、以前メンバーが「Colereでいつかやってみたい」とSlackに投稿していたツールでした。
テーマはデフォルトの「人生で大切な5つの価値観」を採用。参加者は山札や捨て札の中から該当するキーワードのカードを厳選していき、山札がなくなった時点で選択プロセスは終了。
その後は自身や他の人が選んだ価値観について、選択した、もしくは選択しなかった理由や価値観の意味するところについて議論をします。Colereのメンバー=コレラーがそれぞれどんな価値観を持っているのか、互いの理解が深まります。

Values cardの実施結果


フリートーク

忘年会は、普段の打ち合わせでは話せないことを話す、違うプロジェクトだから普段話さない人と話す、という貴重な機会でもあります。
話題は裏で用意しておきつつも、自由に話せる時間も多く設けて、バランスを取ってみました。

当日の様子

「ピンポーン」
というチャイムと共に、続々とメンバーが画面上に登場。会場は意外と広いので、ひと通り散策して真ん中に集まります。
「こういう状況での乾杯の音頭は人生で初めてです」
というSanuさんの乾杯の挨拶を経て、オンライン忘年会がスタート。Colereとメンバーそれぞれの2021年を振り返ったりしながら、主にアジア/オセアニアとアメリカのメンバーで歓談。

その後、Sanuさんへの一問一答であんな話やこんな話で盛り上がり、Values cardゲームに。山札から1つずつ引いて、手元には5枚しか残せないというのがなかなか悩む作業で、「人生で大切な5つの価値観」に対して他の人が「夢」や「愛情」を捨てていくのを目にするのがちょっとおもしろかったりします。
「『努力』は捨てちゃだめでしょー」と同席していた小学生の息子にお叱りを受けるママメンバーも。結果的に、メンバーそれぞれの選んだ価値観は納得のいくもので、リモート環境で実際に会ったこともないし、プロジェクトで関わったことも無いメンバーなのに、その人が選んでいる価値観がしっくりくるなんて、不思議だね~という感想が出ました。
ColereはSlackを「職場」と捉えており、ゴキゲンしろくまWednesday(後日記事公開)をはじめとしてメンバーの人となりが滲み出る投稿が盛んだからこそなのかもしれません。

さて気を取り直してクイズ大会。難易度はそこそこ、楽しんでもらえたようです。
そして時間帯的にアメリカメンバーは深夜に突入し、そろそろおねむ。おやすみの挨拶のあとは、アジアメンバーを中心に今度はShunさんへの一問一答とフリートークが続き、そろそろヨーロッパメンバーが起きて、仕事終わりのアジアメンバーも続々と参加する時間帯に。ちょうど新しいメンバーになったところでクイズ大会第二弾を実施。
最後は2022年に向けた抱負を語り、Shunさんのあたたかい言葉で締めくくられました。

当日は総計でメンバーの3分の2以上が参加、日本以外のメンバーはなんと全員が参加しました!

勢い余って忘年会の様子をまとめた動画も作って社内に共有しましたが、当日参加できなかったメンバーに少しでも楽しさが伝わったらな~と思います。

大変な長丁場でクレイジーなアイディアでしたが、メンバーと楽しく会話ができあっという間の時間でした。こんなことをやらせてもらえたColereにとても感謝していますし、「私も手伝うよ」「こんなツールがあるよ」と誰かに何かを頼まれたでもなく自主的に協力してくれたメンバー、そして何よりも忘年会に参加してくれたメンバー、参加できなくとも微笑んで見守ってくれたメンバーにありがとうの気持ちでいっぱいです。

準備から実施までを通して、Colereがもっともっと好きになりました。

以上、完全リモート企業、Colereの24時間忘年会チャレンジ秘話でした!


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