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転職してから最初の1ヶ月をふりかえる

転職して1ヶ月近く経ったので、ふりかえってみようと思う。

入社初日から想定外

スクラムマスターとして採用されたが、入社までに組織改編があり、ディレクターという肩書であることを入社初日に知る。
もっとも、業務自体に大きな乖離はないので個人的には問題なく、むしろ開発チームの一員ではなく事業全体に関われるポジションなので期待は膨らんだ。
支給PCは英字配列キーボードのMacBook Pro。初Macで英字配列キツいよーと思いながらショートカットキーを調べつつ対応。1週間もすると逆にWindowsが使いづらいという状況に。

新入社員研修(ビデオ研修)

2日間の新入社員研修、平時であれば集合研修だったのだろうか、今回はビデオ研修でひたすら1.5倍速で動画を視聴すること2日間。
各事業の説明や労務・経理関連の説明など、会社の大枠は理解したつもり。資料はひたすらブックマークして、後で確認できるようにしておいた。

担当事業(プロダクト)決定

入社後、1週間かけて担当事業を決めることに。
基幹事業の打合せなどに参加させてもらったり、1on1で希望を確認されたりしつつ、最終的には希望通り担当事業が決まる。基幹事業ではないが、保育園・幼稚園の業務支援SaaS事業の担当となる。
肩書はディレクターだが、役割としてはプロダクトマネージャーと言った方が個人的にはしっくり来る感じ。

まずはじめにやったこと

まずは現状理解のために、打合せへの参加と資料の読み込みを進めた。並行して、営業、CS、開発、デザインそれぞれのメンバーからのヒアリング等を1週間ほどかけて実施。
その結果見えてきた課題は、主に以下の通り。

・テキストと口頭でのやりとりがメインで、理解に時間がかかる
・作業状況が部署間で理解できる形で見えるようになっていない(部署内での見える化はされている)
・会議の目的や最終的な着地点が明確でない
・情報が散り散りになっていて、欲しい情報がどこにあるのか分かりづらい

また、開発・デザインチームからはスクラムの本格導入を期待される。(スクラム開発っぽいことをやってはいるが、正解がわからないという状況)

いきなりスクラムちゃんとやりますというのは難しいなと思いつつ、元々開催されていた一連の会議をモディファイして、プロダクトバックログを準備すればスクラムとして建て付けられると考え、スクラム導入に向けて内部説明資料を作成して周知。概ね好意的に受け取ってもらえた。

今やっていること

スクラムやるぞーと考えたときに整理したのは以下の内容。

・タイムボックスの整理(事業計画サイクル / リリースサイクル / 開発サイクル)
・役割の再定義(PO / SM / チーム)
・会議の目的と参加者を再定義
・作業状況の見える化(プロダクトバックログ作成)

タイムボックスの整理
タイムボックスはスプリントだけでなく、中長期も見据えてリリースサイクルや事業計画サイクルを併せて定義。事業計画からブレークダウンするようにリリース計画やスプリント計画立てていかないといけないよね、と資料作りながら考えていたら資料まとめるのに思った以上に時間がかかった。けど、前職でこんなに一貫して考えることはなかったので、考えるだけですごく楽しかった。

役割の再定義
役割は不本意ながらプロダクトオーナーとスクラムマスターを兼任する形に。会社から期待されている役割はプロダクトオーナーに近いと考えているので、スクラムマスターの役割は早急に開発チームに移譲予定。

会議の目的と参加者を再定義
会議はなるべく目に見える情報(ワイヤーフレーム、開発中の画面、図表など)を共有し、Nextアクションを明確にすることを意識して内容を整理し各部署に相談したところ、早速開発チームが進捗報告を口頭ベースから開発環境の画面を見せて共有するスタイルに変えてくれて、素早い対応に感動したのが先週の話。

作業状況の見える化
プロダクトバックログは前職で作ったフォーマットを最大限活用して作成したけど、中身の移行がまだ途中。

全体的に意識したこと
全体的に、まずは枠組みを整備することを意識し、細かい内容については、最初は今までのやり方を出来るだけ踏襲する形で構わないと考えている。
新しい枠組みに合わない事柄はふりかえりで扱い、順次改善していくつもり。その方がいきなり全部ガラッと変えるよりもみんな対応しやすいんじゃないかと考えた。たぶん最初はいろいろと課題が出てくるんじゃないかと思う。

転職してからの出来事で特に心に残っていること

その1
営業・CSでアプリ改善要望について議論する打合せで、要件を深掘りしてヒアリングしたところ、すごく感謝された。大げさなくらい感謝を伝えられたけど、感謝された側としては悪い気はしない。特に営業の人たちは感謝や称賛を惜しみなく伝える文化があり、これは本当に素晴らしいことだと感じた。

その2
営業のマネージャーに事業の説明をしてもらった際、担当事業に対する熱い思いがヒシヒシと伝わってきた。自分たちがこのプロダクトを通してユーザーにこれだけの価値を提供しているんだ、という思いを直接聞けるのは事業会社ならではだと思うし、自分もその事業に貢献していると肌で感じられるのはとても楽しい。

その3
上でも述べた通り、開発チームが進捗報告の場をすぐに開発完了した機能のデモの場に変えてくれた。
ビルドに時間がかかるので個人ごとの開発環境をそれぞれ見せるのは手間がかかると言われたが、Google Meetに開発者全員が繋いでそれぞれの個人環境を画面共有で表示してデモをするという方法で、スムーズなデモを披露してくれた。

これからやること

この1ヶ月で仕組みはある程度整備したので、次は改善サイクルを回し始めようと思う。
開発効率を上げて、機能追加・改善をスピードアップすることでプロダクトの提供価値を高めていくことで、事業成長に繋げていきたい。


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