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あべ食堂 最後の1杯

喜多方ラーメンの老舗中の老舗「あべ食堂」が今月いっぱいで閉業するとの情報を得ましたので、想い出に最後の1杯を頂こうかと伺いました。
平日の11:30だと言うのに満席。猛暑の炎天下、しばらく外で並んで待つこととなった。

入店しテーブル席に案内され「中華そば」を注文。
その後も15分ほど待つ事に。退屈なのでガラス越しに厨房を覗き見ると小さなお婆さんたちが右往左往してラーメンを作っていた。
店内の壁には8月いっぱいで閉店する旨の貼り紙。
不動の人気店「あべ食堂」を引き継ぎたいと言う人は居なかったのだろうか。「あべ食堂」の看板が有る限り食いっぱぐれの心配は無かろうに。

やっと注文の中華そばが運ばれて来た。
見た目が汚い。食べて大丈夫なのかと思うほど汚い。
スープを一口。以前食べた時と全く違う味のような気がする。
以前のような端正な味わいは無く、混沌とした雑味の集合体といった感じ。
麺は茹で過ぎてデロデロだし。
チャーシューは肉の旨味が抜けきってパサパサだ。

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閉業を間近に気が抜けて味が落ちたのか、味を保つのが難しくなったので閉業するのかは解らないが、とても残念な最後の1杯だった。


https://aizudaytrip.blogspot.com/

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