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『いつでも君を待っている』 台湾ドラマ

台湾/2019/テレビドラマ

このドラマ、大好きなんです。
テレビ放送でもう何回も見ていて、お話はわかっているのに放送されるたびにまた見てしまう。そして、毎回エンディング曲を聴きながらジーンとしてしまう(オープニング曲もほっこりする優しい感じで素敵)。見ていると、何だかとても温かく懐かしい気持ちになる。普通話の他に、台湾語もたくさん使われている。私は台湾語は全くわからないのだけど、耳に心地よい。

主人公の青年が、都会で働く自分の人生に疑問を持ち、故郷の田舎に戻って祖父のよろず屋を継ぐ物語。
人々の平和な日常が突然破壊される残酷なニュースがいとまなく流れてくる毎日の中で、特別な何もない日常こそが幸せなのだと実感することがさらに増えた。このドラマは、そんな今の自分には以前にも増して胸に染みる。

このドラマにはたくさんのお年寄りが出てくる。彼らの若い頃のエピソードもうまく盛り込まれているので、お年寄り役のひとりひとりにも親近感を持って見ることができる。皆味わい深い。

若者の恋愛模様もたくさん描かれている。
私が好きなのは、両金から鳳玉への片想い。憧れ、思いやり、情熱がすれ違ったり、歯車が噛み合わなかったり。誰も悪くないけど、見ていて切ない。こういう恋ってあるよね、と思う。

人生っていろいろなことがある。正直、いつも前向きばかりでもいられない。でも、うまくいってもいかなくても、なんとかして、なんとなく、ちょっとかっこ悪かったり、時々立ち止まりながらも、ぼちぼち前の方に歩いていく。そうすると時々小さないいことがあったりする。それが幸せなのだ。
このドラマを見ていると、そんな気持ちになる。

これからも、何度も見たいドラマの一つ。
(2020、2021年視聴)


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