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手が離れた習慣

 今年も半月が過ぎた。執筆の調子は、正直言ってイマイチ。まあ1年の内で11ヶ月は不調なので想定内ではあるのだが…。またしても作品を流しきれずに春の新人賞。クソイライラする!まあこれは身から出た錆、仕方ないね。

 今回は習慣化の話。
 僕は2013年に母親の介護が本格化してから自炊を始めたのだが、介護中は週7日休まずに食事を作っていた。僕自身も若くて体力があったためか、それが苦痛でもなかった。毎日決まって18時30分から料理を作っていたのを覚えている。もちろん僕の料理なんてたかが知れていて、毎晩、子供のために料理を作っている主婦の方と比べたら超絶手抜きなのだが、自分なりに楽しんでもいた。
 しかし母親が死んで、僕も2018年の春頃から持病が悪化して料理を作れなくなった。これで自炊の習慣を手放してしまったと思う。
 脳は2週間で習慣を受け入れる体勢が作られるというのを以前にどこかで読んだことがあるが、これは大体、僕の感覚、体感と合っている。2週間、2週間だけ頑張れば…、といつも思っている。
 去年はギターを再開したのだが、結局はこの2週間の習慣化の軌道には乗せられなかった。2月に再開して、4月まではなんとか練習をしていたが、ここで執筆に本腰を入れることになる休止、そして夏の終わりにまた再開して、9月にはギターを触らなくなった。それからは志を高く持たずに、12月はKISSのコピーやなんかをしていたが、やはり本格的にギターをやり直すところまではいけなかったと思う。
 ここにきて、「もしかして2週間だけ頑張るというのが難しくなってる?」というようなことを考えてしまい、それが不安になってしまった。料理もギターもまったく毎日の習慣に取り込めてない。執筆に関しては、僕は人より推敲にかける時間が少ない分、書き始めるまでに綿密に作り込むタイプなため、そんなにひっきりなしに原稿に向かっている訳じゃないのでいいのだが、料理とギターに関してはいかんともしがたい…。残ったのは日記をつける習慣だけだ。

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