オンラインとオフラインの狭間で

現在、日本はコロナによって色々なところで分断が起こっていると思います。それは、親しい関係でも考え方の違いが如実になり、これからの付き合いにも影響してくる可能性もありますね。また、流行の差があるので、東京のようにそこから出るな!という扱いを受けている場所もあります。

教育現場でも、すでに対面授業に戻っている地域もあれば、秋以降もオンライン継続と決定したところもあります。

学生からは、オンラインはなかなか評判が良くないようでその気持ちは十分理解できつつも、連日200人を超える新規感染者、そもそもパンパンの教室でソーシャルディスタンスを取る難しさを考えると、都内の多くの授業がオンラインにならざるを得ないというのも致し方ないとも思えます。

これから、教育者の間で起こってくることとして、オンライン授業を継続している人・オフラインに戻った人の間での二項対立が起こるのではないかと想定しています。人は誰しも自分のやっていることを肯定したいものなので、上記にプラスして、ハイブリッド授業をしている人というのも、参戦する可能性もあるでしょう。

私は、オンライン授業が一番優れている!とは、あまり思っていません。なぜなら、オフラインの対面授業でもICTを活用することができるし、オンラインかオフラインか(はたまたハイブリッドか)は、それぞれの組織の置かれている状況にもよってくると思うからです。

ましてや、現在は、何が正解かわからない状態です。

それぞれが、それぞれの与えられた状況や環境でとにかくベストを尽くすしかない。それには、どちらが優れているとかそういう優劣をつけるのではない。もちろん、自分のやっていることを肯定的且つクリティカルに見ることは大事ですが、他者を否定する必要もない。

なぜなら、全ての問題を解決できるたった1つの解決法などないからです。

オフラインに戻る先生方には、ぜひ対面授業でもICTを活用して欲しいなと思うし、オンラインが続く先生、ハイブリッドになる先生には、なんとか先生方が疲労で潰れないようにサポートしていきたいと思う夏休みです。



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