イレギュラー時のルールを作っておく【5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.6  】

何か新しいことを始めるとき、スタートはだいたいうまくいく。
難しいのはそれを継続する事。

そろそろそういう時期に入ってきたので、追加のルールを組み入れることに。

前回の記事はこちら(Vol.5 「~するな!」「~しなさい!」と言ったら負け。怒らなくて良い環境をつくる。)

モチベーションが維持できなくなる瞬間とは

息子君の学習習慣づくりのサポートを始める前に、1年間ほど自分自身を使って習慣化の実験を色々と行っていた。

何が一番難しかったかというと、ずっと続けていると、途切れる日がくる。
体調が悪かったり、出張が入っていたり、、、
そうすると緊張の糸が切れたかのように急にモチベーションが下がってしまうという事が度々起こる。分かっていてもそういう気持ちになる。

再開すればしばらくはまた続けることができる。それを繰り返していると一度途切れても、再開することも容易になっていく。おそらくそれ自体が習慣化してくからだと思う。

大事なのは、最初数回の習慣が途切れたタイミング。ここをしっかり乗り切れるようにサポートすること。

イレギュラー時の対応を決めておく

毎日続けていたことが、出来ない日は必ず来る。
やる気があったとしても、様々な理由で出来ない時がある。

うちの場合は、預かり保育だ。
幼稚園大好きな息子君は、ちょくちょく延長保育に行く。
そうすると、家に帰ってくるのは18時過ぎ。

それからお風呂に入って、ご飯食べてとしているとすぐに20時になってしまい、もう寝る時間。勉強する時間は取れない。

勉強をはじめてから、初の預かりの時、
寝る前にシール貼れなかったことに気付いた息子君は
「今日できんやった~」とちょっと不服そう。

毎日続けていたことが途切れた日。
息子君に何か非があったわけではないが、マイナスな感情がうまれたようだ。

このマイナス感情を放っておくと、そのままやらなくなってしまう。
そうならないようにルールを追加した。

預かりやお出かけなど帰りが遅くなった時や、体調が悪い時などは勉強はしない。

これが加えられた新しいルール。
こういう場合は「やらなく良い」ということを明確にしておくことで、マイナスの感情が生まれにくく、次の日から再開しやすくなる。
本人の中では「出来なかった日」にならず、「今日はノーカウント」となっているからだ。

これは自分自身でやってみても同じで、「こういう場合の時はやらない」というのを決めておくことは習慣をつくるには大切なことだと思う。

連続何日達成は数えない

そして、途切れる事を念頭に、「今日で連続○○日だね!」というような連続記録を褒めるような声掛けはしないようにした。

365日毎日1日も休まずに勉強して欲しいわけではなく、日々の生活の中に「勉強の時間」をしっかりと組み込んでいくことが目的だからだ。

途中で途切れたとしても、1週間やらない時があったとしても、また再開してくれればそれでよい。

だから「今日でシール25個だね、あと5日で30だね」など、出来た日を数える事はするけれど、「今日で10日連続だね、20日連続目指して頑張ろう」という声掛けはしない。

自分自身で試している時にも、やっぱり連続記録を数える事はしない方が良いと感じた。記録が伸びていっている時は楽しいが、連続記録が途切れた時、なんだか今までの頑張りがリセットされたような気分になってしまう。

それよりはずっと積みあげていっている感覚を持っている方が浮き沈みなく続きやすい。


不安定期までにおける挫折率は65%

習慣化ロードマップでは最初の1週間を「反抗期」と位置づけていて、ここでの挫折率は42%。習慣にしなければと思う事の多くは勉強や運動などやりたくないこと。最初の1週間はとにかく億劫な期間。

反抗期を乗り越えてやってくるのは「不安定期」。
1週間目~3週間目に位置づけられ、ここでの挫折率は40%
色々な影響を受け、続かなくなってしまう期間。
息子くんでいうところの「預かり保育」がそれにあたる。

例外ルールを作ったことで、カレンダーに貼られるシールの枚数は少し減った。3日に1回くらいはシールが貼られない日がある。
時には3日ぐらいシールが貼られない時もある。

それでも、またシールが貼られ出している。
どうやら不安定期は乗り越えてくれたようだ。

そして、やっぱり妻が声をかけてくれていることがとても大きい。
息子君は早生まれ。まわりのお友達よりできない事も多い。
これから勉強で躓くこともたくさんあるだろう。
そんなときに一緒に頑張れるように、ママもパパも一緒に学ぶよ。

※5歳の息子君は2月に6歳になり、4月から小学生になりました。
取り組み始めた時が5歳なので、このままのタイトルで書いていきます。

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