5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたvol.1 たまりまくる月刊ポピーと息子

うちの息子は5歳。2月生まれの年長さん。
誰に似たのかひょうきん者。
マイクラが好きで、まいぜんシスターズの動画をよく見ている息子くん。


コロナになって、自宅で仕事することが増え、
幼稚園から帰ってきた息子と妻が格闘している声が時々聞こえてきて気になる、、、


仕事柄、学習に関してはそれなりに知見があるものの、平日の夕方から夜は仕事で息子の勉強を見てやることができない
かといって、息子を見てくれている妻にあーだこーだ言える立場でもない

でも、イライラしている妻や怒られて逃げ込んでくる息子を見ていて、
どうにかできないだろうかとモヤモヤする日々

自分の立場でできること、毎日勉強をみてあげることはできないけど、
息子くんの環境を整えてあげることはできる

小さな仕掛けをしては、息子くんの反応を見て微調整
ここにはその記録


子どもの学習で、同じように悩んでいる方と共有できれば幸いです


1.なぜ環境なのか

なぜ「環境」づくりなのか
子どもの勉強は自分がみるよと言えればいいけれど
それは無理なはなし
どうやっても妻と息子で取り組むことの方が多い

二人がなるべく衝突せずに済むように、自分ができることは環境を作ってあげること

怒られる前に、息子が自分から勉強するように
それが継続できるような環境をつくることができれば
二人ともストレスから解放される

それができるのかやってみた

2.環境を構成する要素

学習環境デザインという分野では山内先生が提唱しているものを参考にしてみようと思う

<学習環境の4つの側面>
空 間:学ぶ場所・空間
ツール:用いる道具や素材
活 動:活動・経験・ルール
共同体:どんな人とどんな関係性で

学校の学習やワークショップの設計などの文脈で語られることが多いように感じるけど、おうちでの勉強でも活用できそう

でも、空間、共同体はほぼ変えられない
ツールは変えようと思えば、変えられる
けれども、うちの場合はたまっていく月刊ポピーをどうにかしないとけないので、変えられない

となると、手を入れられるのは活動の部分


3.とりあえず観察してみる

手を入れられそうなところは見つかったものの、どう入れていいか分からないので、とりあえず息子君の言動をつぶさにチェックすることから始めてみた

ある土曜日の昼
息子君がタブレットで動画を見たいとお母さんに相談するも
勉強してからにしたら?と言われ、えー!と駄々をこねる
その様子にお母さんは「やらないなら、とるのやめる?」と言う
「やめる」と言うのかなと思ったら、「それは嫌だ」と言う息子君
「じゃあ、やりなさいよ」と言われしぶしぶ準備する息子君


なるほど、なるほど


ポピーより動画だけど、ポピーやめるのは嫌
ということらしい

一緒にお風呂入りながら、なんで勉強が嫌なのかを聞いてみた
すると意外な答えが返ってきた

「怒られるから、、、」

ん?怒られる??勉強してるのに???
もう少し詳しく聞いてみると

お母さんに何回教えてもらっても、分からない時に怒られる

ということらしい。
怒っているわけではないんだろうけど

息子君としては怒られているという認識だった

どうやら勉強をしたくないということではないらしいということは分かった


4.報酬を設計する

息子君の言い分をまとめると、

勉強するとお母さんに怒られるかもしれないからやりたくない
勉強自体が嫌なわけではない

どうやらポピーをすることで得られる益よりも被る損の方が大きいことが問題のようだ

それなら得られる益の方が大きくなるよう報酬設計をしてみよう
小学生にあがる前にある程度学習習慣もつくっておきたいなと思い


息子君に二つのことを提案してみた

①例えば、勉強を10回やったら50円と交換してもらえるとかどう?
②自分から勉強して「動画見て良い?」と聞いたらお母さんも良いよって言ってくれると思うよ

それを聞いた息子君は少し考え「やってみる」と答えてくれた


①については、妻は最初反対だったが、年齢があがっても金額はそんなにあげないつもりだからと言って納得してもらった

僕自身も結構悩んだところで、最初はおかしとかにしようかなとも思ったけれど、お金の使い方も学んでほしいという想いと、お菓子の方が高くつく気がしたので、50円という落としどころになった

報酬設計のバランスはとても重要で、設計を間違うと、モチベーションが逆に下がったり、ズルをするようになったりとリスクもあるので、この手法を自分の子どもに使う時は慎重にした方がよいと思う。
個人的には、お互いが楽しめる範囲(ちょっとしたご褒美)がちょうどよいかなと思っている。


よし、これで準備は整った!と思っていたが
ここで僕は大事なことを一つ忘れていて、あとでヒヤッとすることになる

その話はまた後で。


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