『ねるねるねるね』

知育菓子のトップオブトップ
誰もが一度は作ったことがあるのではないでしょうか?
値段からは考えられない程の経験を、ねるねるねるねは与えてくれますよね
粉を入れる・水を入れる・混ぜる・粉を入れる・混ぜる・デコレーションをつける
6個もこちらに要求してくる食べ物も少ないのではないでしょうか
しかもそれら全てに反応があり飽きさせない
これは凄い
粉が泡になって膨らんでいく様や、色が変わっていく過程にワクワクしない少年少女がいるだろうか、いやいないよ、今作ってもワクワクするもんね

そういえばあの練ったものの名前が『ねるねる』で『ねるねる』をねるから『ねるねるねるねるね』なんですよ
どうでもいいですね

ねるねるねるねで思い出す事ですが、高校時代に仲の良かったK君というやつがいて、彼とは何か感性が似ていて好きなものがよく被っていました
だからちょくちょく二人でゲームをしたり勉強したり、取り留めのない話で何時間も盛り上がったりしたものです
なかでも、ねるねるねるねを大人買いしてたくさん作ったら面白いのではないか、と話したのが記憶に残っています

先に言ってしまうとねるねるねるねはあの量だから美味しい、でした。

同時に作ったのは9個だったかな?
数分後我々の目の前にはちょっとしたB級映画に出てきそうな細菌兵器の失敗作
人間が実験に失敗して形をなくした成れの果て
ゲームに出てくるスリップダメージのあれ
そういったものが生成されていました
付いてくるスプーンではもう耐えられないんです、パキパキ折れるんです
家庭用の大きいスプーンでやっと混ぜることができるんですけど、超能力よろしく混ぜたあとは曲がってるんですよね…...
多分だけどねるねるからの攻撃を受けていましたね、スプーンも…...私たちの体も…...
終わった後に二人して胃が痛くて苦しんだのも良い思い出です

良い思い出だよ?

そんなK君から久しぶりに連絡が来たのが去年の秋頃
お互い別々の大学に行って就職をして、最初の頃は連絡をよく取って地元に帰るたびに遊んだりしていたけど、それがだんだん減り、ほぼ連絡を取っていなかったんです
そんな彼から急に連絡が来ました
『今度神奈川に行くのだけれど、その時に会えないだろうか?』

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