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吉良吉影というボスキャラ



この世には、数多くの魅力的なボスキャラがいます。
フリーザ、戸愚呂、ラオウ、範馬勇次郎、セフィロス、ジョーカー、ダースベイダーなどなど。

その中でも、僕が大好きなのが、「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」のラスボス、吉良吉影です。

吉良吉影は女性の手に興奮する連続殺人犯のクソ野郎ですが、基本的には、目立たないサラリーマンとして、普通に生活しています。
彼は、別に世界征服や人類滅亡など大きなことを狙っておらず、ただ静かに暮らしたい人です。
喜びや楽しみもない代わりに、不安や不満もない、平坦で、平穏で、静かな人生を過ごしたいわけです。

わかるー。

不安や不満があるときは、本当にしんどいです。
一切の不安も不満もなく枕に頭を埋めることができることこそ、最高の幸せかもしれないと思います。
不安や不満と決別できるのであれば別に喜びも楽しみもなくていいというのは、一つの考え方としてかなりアリだと思います。

もしかして、仏教を極めたらその境地に到れるのでしょうか。
ジブリの「かぐや姫の物語」にて、月からかぐや姫を迎えに来るシーンで描かれていた月に暮らす人々、たぶん如来クラスの仏様その他大勢は、そんな感じでした。

だとすると、吉良吉影は、さっさと仏門に下るべきだったということになりますね。ならない?
とにかく仏教すごいです。

ちなみに、仏教国であるタイでは、「出家休暇」という休暇を導入している会社が珍しくありません。
ですので、そのうち僕も出家してみようかなと思います。
ちょっと自動車免許合宿行ってくるみたいなノリで行っていいのか分かりませんが。

ともかく、吉良吉影というラスボスの、ラスボスらしからぬ「静かに暮らしたい」という目的には共感を覚えますし、それをガチで実践する吉良吉影に惹かれるわけです。

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