【ちょっと意識高いサラリーマンオススメの1冊】コンサル1年目が学ぶこと(思考術編)
どうもK2カレッジです。
読書の秋、スポーツの秋、そして食欲の秋!
美味しいものが沢山旬なものになってきますが、食べ過ぎには注意しましょう。
さて、本日紹介する本は前々回の続きで
・コンサル1年目が学ぶこと
です。
前回は直ぐに実践できる内容として「話す技術」についてお話させていただきましたが、今回は社会人として次のステップに進むための
「思考術」
についてお話しさせていただきます。
それではいきましょう!
1. 考え方を考える
上司から「〇〇についての資料を作っておいて」と言われた時、
あなたはどのように仕事を進めますか?
なりふり構わず言われた通りに作業を開始しますでしょうか?
その仕事のやり方は危険です!
先ずは考え方を考えてください。
本書には上記のような文言で記載されておりますが、もう少し噛み砕いた表現にすると
先ずは上司と調べるものについて何を求めているのかを確認し、
「進め方」について合意しましょう。
と言うことです。
具体的には、先ず下記のことは少なくとも確認し、考えましょう。
①納期
②成果物のボリューム(パワポ数枚か、ワード1枚かなど)
③成果物のクオリティ(情報の粒度、レベル感など)
④作業の進め方
①〜③は上司の期待値の把握であり、これらも重要なのですが、
本書で強調されていたのは④の作業の進め方です。
例えばあなたが「東京都の小学校を訪問する時のスケジュールを作って」と言われた時、どのように作業を進めますか?
かなり漠然とした依頼ですので、先に述べたようにいきなり作業に入っては危険です。
何が危険かと言いますと、いざ成果物を提示した際に、上司の期待するものになっていなくては全てやり直し。
これまでの作業時間が全て無駄になってしまいます。
ですので、先ず上司の期待値と進め方について合意しましょう。
例えば、
・訪問地域は渋谷区、新宿区、池袋区
・ターゲットの小学校は児童数500人以上で候補を挙げる
・訪問時間は全部で3日間で調整
・移動手段は公共交通機関を利用
と、訪問先や日程、移動方法を予め決めておき、上司の合意を得てから詳細なスケジュールの策定に動くことで、戻り工数を少なく成果物としても大きくて上司の期待値を外すことなく仕事が進められます。
また、私の経験から、小まめに上司のレビューを入れることが重要だと感じております。
15分でも上司の時間をもらい、成果物の方向性がブレていないかなどを確認することで、自分は仕事が前に進んでいること、そして上司も作業の進捗を確認することができるので双方にとってストレスなく仕事が進められます。
2. 雲雨傘の論理
「黒っぽい雲が出てきたので、
雨が降りそうだから、
傘を持って行った方がいい」
これは「事実」と「解釈」と「アクション」を区別する考え方です。
これらを混同したり、一部を省略してしまうと筋の通らない話になってしまいますので注意しましょう。
例えばあなたが病院で血液検査をしたとします。
そして1週間後に検査結果が告げられました。
白血球、コレステロール、ヘマトクリット値、GGT、、、
訳の分からない項目と数値を見ながら、医者はあなたにこう言います。
「はい。血液検査の結果です。これを見てどうぞお考えください。」
あなたは唖然とするか憤慨してきっとこう言うでしょう。
「私には解釈なんて出来ません。この数字を解釈するのが医者の仕事では?そして悪いところがあるなら薬をください!」
そうです。欲しいのは
「だから何?」
と言う解釈です。そして必要に応じて薬を処方すると言ったアクションも重要です。
あなたの成果物は解釈と次に繋がるアクションを明示できていますか?
解釈のないグラフをいくつ付けても。関係のありそうなデータをいくつ集めても、「だから何?」と言う解釈がないと、その成果物には何の意味もありません。
せっかく作る成果物なのですから、あなたにしか作れない価値のあるものを作りましょう!
3. 仮説思考
「はじめに仮説ありき」これはコンサルタントの思考法でも最も重要かつ特徴的なものと筆者は述べております。
特に何かの調査や社内の課題解決を行う際には網羅的に調べて、データが集まった時にそれぞれを詳細に検討していくという形を取ります。
ですがこの方法ですとうまくいかないことが多く、現に私自身もこのような経験をしたことがあります。
なぜなら、この方法だと議論が拡散したり、不必要な調査に時間を浪費したりするため、非常に非効率です。
こう言った状態を避けるために重要なのが冒頭で述べました
「はじめに仮説ありき」
です。
このやり方では、まず予想できる範囲でストーリーラインを描いていきます。
皆さんも推理小説や漫画を読んだことがあるのであれば、小説を読みながら一度は自分で推理したことがあるのではないでしょうか?
事件捜査はしらみつぶしに調査しているわけではありません。
推理(仮説)に基づき、怪しそうなところから順に調べて行きます。
実際の仕事でも、調査や問題解決を行う際には仮説を持って作業にあたることで効率的に成果物を出していきましょう。
ただし、仮説が間違っていることもしばしばあるかと思います。
そのような時は調査結果に基づいて、素直に仮説を否定しましょう。
大事なのは、この仮説を修正して真の答えに近づいて行くために
仮説→検証→フィードバック
のサイクルを高速で回して行くことです。
これによって問題の本質に効率的に近づいて行くことが出来ます。
間違いを恐れず、トライアンドエラーを繰り返しましょう!
4. まとめ
日々の仕事の中で、上司に依頼された仕事を何回も
やり直しを指示されたことはありませんか?
若手ならまだ許されるかもしれませんが、
年齢が行くに連れて単に「仕事ができない人」というレッテルを貼られてしまいますし、出世も出来ないと思います。。。
仕事を楽にしたい、質をあげたいという方は
今回のコンサルの思考術を身につけてしまいましょう!
もし本noteがタメになった方は、ぜひともスキ💛をお願い致します!
では、また次回のnoteでお会いしましょう(^^)/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?