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自分のためにお金の使い方を改めたら、ほかの誰かのためになるかもしれない

必要なものを必要なだけ。
これは私が日々意識していることです。

過去の私は、安いものをたくさん買って、たくさん捨てる、それが当たり前の感覚でした。

雑誌やSNSでオススメされているものは買うし、同じような洋服を持っていても好きだと思えば買う。通販で買い物するときは、送料無料ラインを超えるように、お目当てのもの以外でも手当たり次第に買っていました。

今覚えば典型的な浪費グセがあったわけですが、当時は全く気づきませんでした。というのも、その頃の私が想像していた浪費家は「高級なものをたくさん買う」人だと思っていたからです。安いものしか買っていなかったので、自分が浪費してるとはちっとも考えませんでした。

とはいえ、客観的に見て浪費していたことには違いなく、お金は全然貯まりません。その結果、将来のお金の不安が募りお金の勉強を始めました。すると、あることに気づきました。

買ったときが1番楽しいけど、全然使ってないものもある。冷静に考えたらあまり好みではないなんて理由で愛着も湧かず簡単に捨てている。
それはつまり…

私はものを捨てるためにお金を稼いでるのでは!?


ものを捨てるためにお金を稼いでいたつもりは全くありませんが、買い物の仕方を改めよう、こう決意したことは言うまでもありません。

それ以来、買い物をするときは、買う理由が「安い」しかなければ買わない、ウィンドウショッピングはせず目的を持って買い物に行く、衝動的に欲しくなったときは最低1週間は時間をおく、こんなことを意識しながら、必要なものを必要なだけ買うようにしています。

まだまだ反省するときはあるものの、買ったのに大して使わず捨てることはかなり減り、そんな自分に満足しています。

何ヶ月か前のことで具体的な番組名などは覚えていないのですが、夕方のニュースの特集でプラごみのリサイクルが取り上げられていました。

プラごみはリサイクルできるような状態にするまでに必要な処理が多く、資源でありながらも自治体はお金を払ってリサイクル業者に引き取ってもらっているそうです。
(一般的にアルミ缶などであればリサイクル業者に買い取ってもらえるそうです。)

どうしてもプラごみのリサイクルにはコストがかかってしまう。だから、リサイクルに回してくれるのもうれしいけど、プラごみそのものが減るともっと良い。

インタビューを受けていた自治体職員の方は、このようなことをおっしゃっていました。

必要なものを必要なだけしか買わないように意識するようになってから、ゴミになるものがかなり減りました。

先ほどの自治体職員の方のお話からすると、お金のために始めた「必要なものを必要なだけ」の心掛けはどうやらエコになりそうです。


ここからは私の推測ですが、この心掛けは環境だけでなく他の部分でも良い影響が出るのではないかと考えています。

それは、必要なものだけ買うことで経済的に余裕が出て、物を不当に安く購入する可能性を減らせる、つまり、フェアトレードに繋がるのではないかということです。

フェアトレードに基づいた製品は、当然その他の製品より高価なことが多く、私の経済状況ではフェアトレード製品を買える機会は少ないです。それでも、これまで買っていた製品をひとつ、またひとつとフェアトレード製品に置き換えていくことで、その製品に関わったであろう発展途上国の方々の力になれるのかもしれません。

自分のためにお金の使い方を改めてみたら、最終的にこんなにスケールの大きなところにたどり着きました。自分の小さな行動が、どこかの誰かの何かしらに繋がる、漠然とですがそんなことを感じました。

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