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1852年 ミャンマー 孔雀 チャット銀貨【MS62】

コルシカ語で正式に読むとチャット銀貨となりますが、日本ではキャット銀貨とも一部で呼ばれています。

表面:尾を広げた孔雀
裏面:花輪の中の宗派
直径:約31mm
重さ:約11.7g
厚さ:約3mm

ミャンマーで発行された最初の銀貨で、この時代に同国で発行された一番大きな銀貨になります。

裏面にはビルマ暦「1214(西暦1852年)」銘が確認できますが、これはミンドン・ミン王が王位に就いた年になります。

(マンダレー王宮)

実際の鋳造は「Saturday, 9 waning Tasaungmon (1865年11月11日)」に始まりました。

この硬貨はビルマで「孔雀ルピー」と呼ばれていました。

現在では、状態の良いものがほどんど残っておりません。

直径は31ミリほどで、この時代のビルマ(現在のミャンマー)は、貨幣経済がまだ発達していない状態でした。

故に、大型コインの需要が小さく中型規模のコインに終わったのではないかと思われます。

ミンドン・ミン王の後継者ティーボーによって、ライオンのモチーフをあしらった新しい青銅貨と金貨が発行され、チャット銀貨の生産は中止されました。

(ティーボー)

近年は動物の図柄をモチーフにしたコインが人気です。(特に女性)

今回のチャット銀貨も、孔雀が描かれており、美しく、人気が出てきており高額コインの仲間入りの階段をのぼっております。

特に、MSクラスは、それほど鑑定枚数も多くなく市場に出てこなくなりましたし、今後は更に入手しずらくなるのではないでしょうか。

近年は、アジアのコイン、特に有望なものに資金が流入してきております。

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