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エリザベス女王のコイン➁「ミドルエリザベスについて」

ひょっとして、コインの「テンバガー」かも、、、、

「ミドルエリザベス」とは壮年期の威厳と気品を同時に感じ取ることができるエリザベス2世を描いた第三肖像の通称です。

ミドルエリザベスは、1985年~1997年にかけて発行されました。

但し、ターゲットとしては、5ポンド金貨、PF(プルーフ)貨が対象になりますので、1985年と1990年~1997年の9年間分のみということになります。

2ポンド金貨は、趣味的なコレクションとしてはありですが、投資としては全く考えなくてよいと思います。

価格はゆっくりと上昇傾向にありましたが、2022年9月8日にエリザベス女王が崩御されてから上昇の速度を早めております。

投資対象としてはどの年度もかなり有望ですが、ヤングエリザベスと同様に

最高鑑定グレードPF70UC(ULTRA CAMEO)、5ポンド金貨が絶対条件になります!


それ以外はくれぐれも、コインショップの話術に引っかかったり、オークションに参加してPF68UC,PF69UCなど購入しないように注意しましょう。

「まずPF68-69を買って、その後PF70が出てくれば買い替えればいい」など蛍に誘い水的な営業トークに惑わされないことが大切です。

おそらく後悔する日がくると思います。

投資全般で、その分野の色々な方が様々なことを言うので投資家は混乱し迷います。

モダンコイン(エリザベス女王関連)は、投資という観点からは「ヤングエリザベス」「ミドルエリザベス」「ダイアナ」のPF70UC(ULTRA CAMEO)の5ポンド金貨以外選択の余地がないのではと個人的に思います。

1995年ミドルエリザベス
表面:エリザベス2世 第3肖像
1995年ミドルエリザベス
裏面:聖ジョージ竜退治
1982年ヤングエリザベス
5ポンド金貨 PF70UC
1999年英国ダイアナ妃追悼記念
5ポンド金貨 PF70UC

ヤングエリザベスのPF70UCの鑑定枚数と比べて、ミドルエリザベスのPF70UC鑑定枚数の年度比較での少なさが目立ちます。

また、ヤングエリザベスの4年間のPF70UCの総数とミドルエリザベスの9年間のPF70UCの総数を比較してもミドルエリザベスの方が少ないです。

人気度ではヤングエリザベスに断然軍配が上がりますが、希少性は圧倒的にミドルエリザベスになります。

アンティークコインの投資に大切な⓵希少性➁グレード③人気度の3要素を考えると、人気に火がつけばおそらくヤングエリザベスを確実に凌駕してくるでしょう。

今後、ヤングエリザベスも想定通り上昇するでしょうから、当然ミドルエリザベスにもマネーが流入(既に初動に気が付いているマネーが流入)してきます。

長期保有で考えた場合、現在まだ底値からの上昇が始まったばかりで、少し高い、安いは誤差の範囲だと思います。

ミドルエリザベス 5ポンド PF70UCも市場ではほぼ姿を見ない状況で、需給バランスが崩れております.

もし、出会いがあればその偶然をラッキーと思い、購入されることを検討されてはいかがでしょうか。

ミドルエリザベス(参考)2023年12月12日時点の集計

1985年 6,130枚発行
【PF70UC鑑定数】(NGC)51枚(PCGS)12枚、計63枚
1990年 1,721枚発行
【PF70UC鑑定数】(NGC)39枚(PCGS)9枚、計48枚
1991年 1,336枚発行
【PF70UC鑑定数】(NGC)41枚(PCGS)7枚、計48枚
1992年 1,165枚発行 ★第4位★
【PF70UC鑑定数】(NGC)22枚(PCGS)11枚、計33枚
1993年 1,078枚発行
【PF70UC鑑定数】(NGC)40枚(PCGS)13枚、計53枚
1994年 918枚発行 ★第5位★
【PF70UC鑑定数】(NGC)37枚(PCGS)11枚、計48枚
1995年 718枚発行 ★第2位★
【PF70UC鑑定数】(NGC)27枚(PCGS)10枚、計37枚
1996年 742枚発行 ★第1位★
【PF70UC鑑定数】(NGC)16枚(PCGS)6枚、計22枚
1997年 860枚発行 ★第3位★
【PF70UC鑑定数】(NGC)31枚(PCGS)12枚、計43枚

※特に1995年、1996年(次候補1992年、1997年)は、ヤングエリザベス1982年(特年)のようなポテンシャルを感じ非常に楽しみですね。

市場にほぼ出てこないので値段がまだわかりずらいですが、価格は上昇しておりエリザベス女王の崩御前と現在で2倍近くになっている印象です。

●ヤングエリザベス(参考)2023年12月12日時点の集計

1980年 10,000枚発行
【市場価格】約210万円
【PF70UC】(NGC)62枚(PCGS)23枚、計85枚

1981年 5,400枚発行
【市場価格】約170万円
【PF70UC】(NGC)102枚(PCGS)26枚、計128枚

1982年 2,500枚発行(特年)
【市場価格】約350万円
【PF70UC】(NGC)69枚(PCGS)26枚、計95枚

1984年 8,000枚発行
【市場価格】約145万円
【PF70UC】(NGC)122枚(PCGS)44枚、計166枚

※2023年10月28日集計から12月12日集計までの増加枚数
1980年 83枚→85枚  2枚増加
1981年 123枚→128枚 5枚増加
1982年 92枚→95枚  3枚増加
1984年 162枚→166枚 4枚増加

●ヤングエリザベス(1984年)とミドルエリザベス(1985年)で比較

ヤングエリザベス(1984年)発行枚数8,000枚
【PF70UC鑑定枚数】166枚【市場価格】約145万円前後
ミドルエリザベス(1985年)発行枚数6,130枚
【PF70UC鑑定枚数】63枚【市場価格】約150~165万円

こちらは最も希少性のない年度同士で比較しました。

人気、知名度はヤングエリザベスの方が断然上です。

取引価格も先行して上昇していましたが、2022年9月エリザベス女王崩御後、特に2023年5月頃からミドルエリザベスの猛追状態です。

両者の乖離もほぼ埋まってきた印象です。

ミドルエリザベス(1990年~1997年)は

★発行枚数が少ない
★鑑定枚数が少ない
★そして全体的にヤングエリザベス(1980年、1981年、1982年)より価格が安い

のでマネーが流入してきており、いずれ乖離が埋まっていくのではないかと思います。

ミドルエリザベスは、どの年度も有望なのは間違いなく、現時点では、特年候補も含めてまだ価格差もさほど開いてなく高低差も30万~40万ぐらいではと思います。

早くから先回りして安く入手していたコインショップも少し見受けられましたが、数か月もすれば同じ価格ではおそらく難しいでしょう。

そもそも市場にほぼ出てこないため、何とも言えないですが長期で見ると現在価格はほぼ底値の印象です。

もちろん安く仕込めるほど良いですが、とにかく今仕込めるかが大事だと個人的に思います。
近い将来には、多くの投資家、コレクターがそのポテンシャルに気が付き爆上げすると確信しています。

皆が、疑心暗鬼の時こそ仕込み時です。

投資で成功するコツは下記の2つパターンがあります。

⓵安値で放置されている、つまり皆が買いたくない時期に仕込む
➁上昇の初動つまり上に動き始めた時に仕込む

※株式投資などではプロトレーダーは➁のパターンが多いです。
※相場には「上昇トレンド」「下落トレンド」「もみ合い」の3つしかありません。

アンティークコイン業界は、ビッグトレンド(上昇トレンド)、個別のミドルエリザベスも本格的上昇トレンドの初動。

「強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、陶酔の中で消えていく」

米著名投資家ジョン・テンプルトンの名言

現在のミドルエリザベスは、「懐疑の中で育ち」始めた状況に見えます。

最初に、ひょっとして、コインの「テンバガー」かも、、、、と書きました。

2018年~2019年頃はまだ50-60万、2021年頃も70-80万程度でした。

その時点から保有している方は、「テンバガー」になる可能性を感じます。

「テンバガー」とは、株価10倍になった銘柄、なりそうな銘柄のことです。

株式投資で言うと、小型株の「超成長株」に見えてしまいます。

--- オークション履歴 ---
2023年5月 1985年発行PF70UCが10,200ドルで落札歴あり
(10,200ドル×1.1×143円=1,604,460円 ※2023年12月26日の為替)

特に1995年,1996年(次候補:1992年、1997年)に関しては「テンバガー」候補と個人的に思います。

ヤングエリザベス1982年(特年)との乖離もいずれ埋めてくると予測します。

また、ヤングエリザベス1980年はPF70UCに関して大注目と記しておきます。

共通しているのは、発行枚数が少ない、鑑定枚数が少ない、過去に売られた抵抗帯がなく上昇、市場にほぼ出てこないので出来高が少ない、常に買われて高値更新、

つまり需給の真空地帯にあるので、どこまで上がるか見ているだけになります。

但し、未来は不確実ですので盲信は禁物です。

ミドルエリザベスの裸コインを保有されている方が鑑定に出して多少PF70UCも増えていく可能性もありますが、発行枚数が少なく難しいでしょう。

エリザベス2世の治世70年間に発行されたモダンコインの中でも、59歳の当時の女王の自信みなぎる横顔から大人の気品が溢れ、デザイン、風格において間違いなく№1の名貨です。

こちらも、できれば永久保有、子供、お孫さんに引き継ぎたいコインだと思います。

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