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仮に あの時 私が酸性で 君がアルカリ性だったならば
中和反応は起こったのかな 。
そんな事を毎晩 、天井を見上げながら 考えている 。

隣にはいつだって 耳に微笑みを吹きかける甘い希死念慮 。飲み込まれそうになりながら 宵の防衛戦を繰り広げている 。相手は 勿論 至極脆弱な自分自身 。

───出来れば 、 優しい世界で 甘い蜜だけを吸って生きていたい 。下位互換に甘んじていたい 。

そんな事を願う癖に 、脳裏に過ぎるのは 埒が明かないであろう 己への反省点や存在意義の有無 。

マイナスだらけの感情と思考を 不器用な脳内と心臓で ぐるぐると掻き回す 。
引き摺り込まれないように 無意味に強く耳を塞ぐ 。
 

風で軋む木造建築の 無音暗所の部屋に 確かな脈を打つ鼓動と 規則正しい呼吸音を 響かせる 。



そんな私の 日々の目標です 。
”昨日より 上手に 意識を 遠くまで運べますように ”



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背景 
私の拙い文章を
ここまで読んで下さった 皆様 。


最後まで お付き合い頂き 有難う御座いました 。

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