見出し画像

捨て色にこそロマンがあるのよ?

例えばアイシャドウ。
いつの頃からか"捨て色なし"が良いパレットの共通ワードみたいになってる気がする。

なんとなく「捨て色」=「使いづらい色」って意味合いで使うことが多いけど、そもそも「捨色」とは色彩学用語で、ある色を美しく見せるために引き立て役となる色のこと。
またはマーケティング用語で、ある商品を強く印象付け、商品陳列の際にアイキャッチ用に使われる個性的な色のこと。"インパクトカラー"とも言われるそう。

独身時代ケータイ業界に身を置いていた頃の話📱
当時はガラケー全盛期。今みたいに端末価格が高くはなくて、キャンペーンや諸々の割引を使えば0円で買えるものが沢山あった時代。パナソニック・シャープ・富士通・ソニー・NECなど国産電機メーカー各社が、端末販売にしのぎを削ってたあの頃よ…(遠い目)

シーズン毎に新機種発表会が開かれていて、私も何度も参加したものです。そうすると必ずと言っていいほど「このカラー売れるのかな?」って色があるの。一度メーカー担当者さんに質問したことがあったんだよね。その回答は

一番売りたいカラーをより目立たせるため
商品自体にインパクトを与えるため

という2つの目的で敢えて売れそうにないカラーも作っているのだと教えてくれた。この"捨て色"を効果的に使うというのは、ケータイ以外にもアパレルや建築、デザイン業界ではかなりよく使われる手法なんだと。

コストもかかるのに厳密に言えば"売る目的ではない"商品を敢えて作ることで、購買意欲を刺激し、結果として商品全体の売り上げが伸びるってなんか不思議だなと思ったけど、実際モックアップを陳列してみるとやっぱり目立つんだよね!

カラーメイクが大好きな私は、まさにその"捨て色"に目を奪われてしまう。多分大半の方とは真逆で、いわゆる「捨て色のない」パレットより、こんなんどうやって使うんだよ?っていうような派手カラーやカラフルなパレットにときめいちゃう✨

"捨て色"の本質から言うと、他に目立たせたい商品や売りたいカラーがあって作られたものかもしれない。でも私はその"捨て色"の方にロマンを感じてしまうの(笑)

難しい配色を攻略する楽しさ
こそが、40超えてもwithマスク時代でも、私のメイクに対するモチベーションに繋がっていると思うから。

カラーライナー代わりに目の際に引いたり、目頭や目尻などポイント使いでインパクト出したり、ファッションとのトータルコーディネートの中で"差し色"としてアイメイクにアクセント持たせるのもイイ!
そうやって色々試して、新しい色の組み合わせを発見できるのが何よりの喜び😆♬

"捨て色(すていろ)"は工夫次第で"素敵色(すてきいろ)"になれる‼️

"捨て色"を引き立て役じゃなくて主役にしたい‼️

これからも私のカラーメイク愛は変わらず続いていく…。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

528,184件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?