子供の頃から必ず見る夢がありまして…
真っ暗な闇の中を壁伝いに手探りで歩いている。
わずかな光もない、目の前にかざした自分の掌さえも見えない漆黒の闇。
手に触れる壁の感触は、ゴツゴツとした岩肌のそれとは違う。靴は履いており、足場は決して悪くはない。
「おーい!」
返事はない。
さほど響くこともない。
やはりここは室内なのだろう。
風はなく、しーんと静まり返った空間は、不安を煽るかのように湿った空気で埋め尽くされ、ひんやりと冷たい。
しばらくすると突然、踏み出した足のつま先が壁にぶつかる。
曲がり角か?と思ったが、右を向いても左を向いても壁があるだけ。どうやら行き止まりのようだ。
引き返すべきか迷っていると、右手が何かに触れる。
ドアノブ??
思い切って回してみると、ドアは簡単に開いた。
足場を確かめるように、恐る恐る一歩踏み出す。
相変わらず闇に包まれてはいるが、不思議と先ほどのような不安はない。
壁を探すように、伸ばした手を彷徨わせると指先が何かに当たり、その瞬間パッと視界が明るくなった。
突然の光に目が眩み、反射的に目を閉じる。
ゆっくりと瞼を開くと、がらんとした白い空間が目に飛び込んでくる。どうやら危険なものは無さそうだ。
緊張から解放されて、床にへたり込む。
しかし、一体何の部屋なのだろう?
そんなことを考えていると、目には見えない何かふわふわした感触が頬をくすぐった。毛足は長くない。フェルトのようなメルトンのような手触り。
無機質な空間に不釣り合いなほど柔らかく心地良い。足、頭、背中と体をかすめる。弾むような不規則な動きだ。目に見えないそれを両手で追いかけるが、中々触れられない。
どのくらいそんな追いかけっこをしていただろう。諦めて寝転がると、しばらくしてお腹にトンっと鈍い衝撃。
猫を飼ったことはないが、寝込みを愛猫に襲われるのはこんな感覚だろうか?ビックリはしたが、嫌ではない。手を触れるとまた逃げてしまいそうだ。心地よい重さに身を任せる。
いつの間にかうたた寝をしていたようだ。
お腹の辺りには先ほどと同じ重み。
起きあがろうと勢いをつけるが、何かに阻まれ身体を動かすことができない。
どうして?
再び反動をつける。やっぱりダメだ。
そして気がつく。先ほどのフェルトのような肌触りが、今身体の至る所を同時に押さえつけている。重くはないのに圧迫感だけがある。
ふわふわした風船に押しつぶされるような、そんな感覚。それは次第に大きく膨らみ、いよいよ首元を締め付ける。呼吸が浅くなる。
体に触れる感覚に不快さはないのに、何故こんなに息だけが苦しいのか。それが余計に辛い。
真綿で首を絞められるとは、こういう感覚か?と妙に冷静に考えられたのはそこまで。ついに口元をふわふわ野郎に塞がれると、もう息が出来なくなった。
甘苦しい感覚に包まれながら、そっと目を閉じた…。
こんにちは、たねです🤗
突然何が始まった?って感じですよね(笑)
今朝見た夢です。
それは物心ついた時から定期的に見るもので、これ見ると近日中に必ず"熱を出す"という…🤒
単に体の不調が夢という形で出ているだけなんでしょうけど、私にとっては予知夢というのかしら?そんな感じ。
他の夢は断片的にしか覚えていなかったり、何か夢を見ていた気はするけど全く思い出せないんですが、この夢だけはハッキリ覚えてるの❗️不思議だよね。
初めて善光寺でお戒壇巡りした時に、私の夢の前半と同じだ❗️って思ったっけな(笑)あんな神聖な感じでは全くないのだけど。
毎回始まりから終わりまで、シナリオに一切の変更なく上演される、この甘苦しい悪夢。
週末には待ちに待った日本シリーズが始まるっていうのに‼️本当に憂鬱だ😨ヤクルトの勝敗に影響ないと良いけど。その予知夢だったら本当に泣く😭不吉すぎるぜ…。
今日は帰りに栄養ドリンクと冷えピタ買って帰るね💦
それではまた👋
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