そもそもERPってなんのこと?
こんにちは!
コグラフ株式会社 NetSuite事業部です。
今日はERPについて、そもそもERPってなんなの?というところから書いていきたいと思います!
さっそくですがERPとは、Enterprise Resources Planningの略称で、企業内のあらゆる経営資源(人、物、金、情報)を有効活用しようという観点から、企業全体を統合的に管理し、経営の効率化、業務の効率化を図るための手法のことを指します。ちなみに日本語では、企業資源計画と訳されたりするようです。
ERPの導入形態
導入形態は大きく2つ、他社サーバーを利用するクラウド型ERPと、自社サーバーにインストールするオンプレミス型ERPがあります。
クラウド型ERP
他社サーバー上にあるERPシステムをインストールし運用するのがクラウド型ERP。自社でインフラを用意する必要がないため、導入コストや導入期間を削減でき、また運用コストも抑えることができます。一方で、インターネット環境がないと使えない点や、カスタマイズ性に乏しく必要な機能要件を満たせない可能性があるというデメリットがあります。
オンプレミス型ERP
他社から提供されるERPパッケージを自社のサーバー上にインストールするのがオンプレミス型ERP。企業に合った独自のカスタマイズを組み込みやすいメリットがありますが、初期費用が高い、メンテナンスコストがかかる等のデメリットがあります。
基幹システムとERPの違い
ERPとよく混同されるのが基幹システム。どんな違いがあるのでしょうか?
基幹システムとは、企業の根幹を支える業務(基幹業務)をコンピュータで管理するためのシステムのこと。販売管理や購買管理、在庫管理、財務会計、人事給与などが基幹業務にあたります。
基幹システムは業務に対して独立したシステムを持っていて業務単位での効率化を目的としています。一方ERPは、あらゆるデータを統合し一元管理でき、会社の経営基盤を強化する目的のために運用されます。
上記が基幹システムとERPの大きな違いとなります。
まとめるとこんな感じ!
・基幹システム
特徴:独立型
目的:業務の効率化
例:財務管理システム、勤怠管理システム、在庫管理システムなど
・ERPシステム
特徴:一元管理型
目的:経営基盤の強化
例:NetSuite
ERPは業務の効率化が目的ではないため、「導入したら失敗」と言われてしまうケースが多いですが、ERPを導入し、経営資源をいかに適正化するかが最終目標となります!
今回はここまで、
また次回お会いしましょう!