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[インタビュー]社会の裏側、データから誰も知らない真実を見いだす


真実を「見える化」する仕事

伊藤)古田さんはどのような業務を担当しているのですか?

古田)私はメディア業界のビッグデータを扱うプロジェクトに入っています。膨大なデータを指定されたルールに沿って、時には集計ルールを決めながら見える化して、企業の営業活動に役立てています。プロジェクトは半年くらいで変わるので、データの専門家として、SQLでの集計/加工・BIツールでの可視化・Pythonでの予測・自動化実装・結果のプレゼン…など、適時課題解決に必要な役割を担う感じです。

伊藤)「見える化」というのは具体的にはどんな事をするんですか?

古田)例えば、あるWebサイトのログデータがあった場合、1日の閲覧数(PV)はどのくらいか?とか、どの広告媒体から流入してきたか?とか、そのWebサイトで購入した人(CV)はどれくらいか?とか知りたいじゃないですか。でもデータが日々蓄積されているだけの状態だと、ただの表の状態にしかなってないので、ユーザーAA、●月●日●時…とかのリストが大量に並んでいるだけなんです。また規模が大きくなるほどエクセルでは処理しきれない量のデータになるので、ちょっとした技術が必要になります。SQLというデータを操作できる言語を使って、●月●日,PV数1万、CV数3000、広告Aからの流入2000…などの資料にまとめると、きちんと内容を把握できるようになりますね。ここまでやってやっと、人間が内容把握できるような資料になり「そうか、この日はPV数が多いのか」とか「広告Aは広告Bより効果がありそうだ」とかという判断材料になるんです

伊藤)イメージが沸きました。ITを駆使して、データを整理する役割なんですね。

古田)そうです。データアナリストとしての仕事は多岐にわたりますが、こういう風にデータから誰も知らない真実を見出すことが出来るのは、面白い部分の1つです。


専門性を高めるためデータアナリストに

伊藤)古田さんはどのような経緯でデータアナリストになったのですか?

古田)私は2回転職しているんですが、1社目は店舗の覆面調査会社にいました。とても面白かったのですが、飲食店、アパレル店舗、銀行など覆面調査データを分析していくと、必ず「入店時の挨拶が顧客満足度に最も相関が高い」という結果になり、「挨拶を頑張りましょう!」というフィードバックになるんです。

伊藤)店舗側も「そうですね。」としかならなそうですね。

古田)そうなんです!たまたまタイミングが悪くて挨拶が雑になった、などいろいろな理由があるようなのですが…。いつも同じ結果だと深みがないですよね。そこでほかのデータを見てみたいと思うようになり、教育系ベンチャー企業に転職しました。

伊藤)そこではどんな仕事だったんですか?

古田)学校のテストを分析して、教材を作る仕事でした。現在のようにITを活用したデータ分析ではなく、紙を集めて、エクセルで入力して、可視化して、出題傾向を分析するようなことをやっていました。またベンチャーだったので、教材の制作や塾講師としての仕事もあり、なかなか忙しかったのを覚えています。

伊藤)多岐に渡る業務を担当するのは大変ですよね。

古田)もっとデータに特化して仕事をしたいと思うようになり、その時に出会ったのがコグラフでした。

IT未経験ながらも、非エンジニアの経験を生かしてチャレンジ

伊藤)それまではIT経験もほとんどなかったと思うんですが、実際働いてみてどうでしたか?

古田)最初はSQLを習得するのに苦労をしましたが、コグラフの研修期間にみっちり教えてもらったことで、なんとか現場でやっていけるレベルまで追いつくことができました

伊藤)ITの職種に抵抗はなかったんですか?

古田)めっちゃありました!笑私は大学の専攻も文系でしたし、エンジニア寄りの仕事もしていなかったので、本当に自分に合っているか、やっていけるか、という不安はありました。でもそれまで、データを用いてプレゼンすることは経験していて、自分がさらにレベルアップするには技術力や専門性が必須と感じていたので、思い切ってやってみようと飛び込みました。今となってはとても良い選択をしたと思ってます。

コグラフはスピーディーに成長できる環境

伊藤)古田さんが考える、コグラフでのデータアナリストの仕事の面白さを教えてください。

古田)多種多彩なデータにたくさん触れられることですかね。たくさんの現場を短期間で経験できるため、人もプロジェクトの目的も、全く異なる環境に身を置くことになり結果的に早く経験が積めると思います。

伊藤)なるほどー。

古田)あくまでデータ周辺のタスクがメインで仕事ができるというのも魅力ですね。普通の企業のIT職やマーケティング職って、データ分析業務もやりつつ、社内調整やら企画やら提案やら、そのほか兼任する仕事もたくさんあると思うんです。私たちのようにデータの専門職として活動すると、基本的にそういった内容がスコープ外になるので、データに集中できる環境で仕事ができます

多様性のある組織を目指して

伊藤)今、コグラフは多様性のある組織づくりに取り組んでいますが、どうしたらそのような組織が作れますかね?

古田)多様な組織の中でわかりやすいのは国籍や性別かと思いますが、例えば性別でいうと圧倒的に女性のアナリストって少ないんです。なのでまずは自分がロールモデルとしてデータアナリストとして活躍したいと思っています。また、例えば女性向け化粧品のユーザー分析なんかは、普段製品に触れている女性が担当した方が、より的確な分析ができると思いませんか?そういう意味でこの業界は、まだまだ女性が活躍できる余地があると思っています。

伊藤)確かにわかる気がしますね。ユーザー心理が分かる方が、より貢献できそうです。

古田)そしてコグラフは一緒にお仕事をしたい仲間を積極的に採用しています!

伊藤)ぜひ、皆様のご応募お待ちしております!古田さん、今日はありがとうございました!

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