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ナレッジマネジメント knowledge management

野中 郁次郎先生で有名な、ナレッジマネジメント。改めて、大学(東京工業大学大学院 MoT 技術経営)の講義でのテーマ。

個人がもっている暗黙知(1) を形式知に変換させ(2)、新しい知識として(3)組織に取り組むこと(4)。(1) Socialization (2) Externalization (3) Combination (4)Internalization 頭文字だけをとって、SECIモデルと呼ばれている。

組織の知識創造を行う方法の一つは個々のメンバーが協力して新しい概念を創造するフィールド(場)である自己組織化チームを作成すること。(場の構築)、暗黙知を概念に変換するにはメンバー同士の繰り返しの対話が必要であり、メンバー同士の相互信頼は、このような建設的なコラボレーションを促進するために不可欠な基盤である。(経験の共有)、経験の共有を通じて相互信頼と共通の視点が形成されたら、それを概念化する必要がある。(概念化)

冗長性とは企業組織において、企業情報、事業活動、経営責任が意識的に重なり合うこと。

この後、ソフト開発の事例を説明され(毎週、論文を読んでまとめて発表するという形式)、このSECIモデルが当てはまるか否かを、クラス内でディスカッションした。スクラム開発にせよ、アジャイル開発にせよ、スプリントレビューにせよ、みんながより合って、つまり、Face to face対面で、ディスカッションして出てくる暗黙知であるとすると、今のZOOM形式の方法で今までのように暗黙知が湧き上がってくるのか? 少なくなってくるのでは?と懸念していると、私がコメントしたところ、大方、そのような意見でした。(この東工大のMoTのクラスは、9割が社会人)

解消法として、毎日、午後3時に、ルールとしてコーヒーブレイクのタイムで30分間、ZOOMで顔出し、雑談する・・・なるほどと思いました。(ここでは、念の為、企業名はお伝えしませんが・・)当社も、週1回の全体会で、各チームのメンバー(各自)が、AIのこと、システムのこと、組織のこと、マーティングのこと、プログラミングのこと、案件のこと、テーマは自由で15〜30分くらい発表し、その後、30分くらいディスカッションすることにしております。特にエンジニアなので、営業系と違い、オフィスに来る必要がないという意見もありますが、もちろん、毎日の必要性はもはや不要ですが、週1回は絶対に必要だと。以前のブログでも書きましたが、アイデアは雑談から生まれるとスティーブ・ジョブスは言っていますので。この信念は変わらず、続けています。

アジャイルソフトウェア開発宣言 プロセスやツールよりも個人と対話を、 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、 契約交渉よりも顧客との協調を、 計画に従うことよりも変化への対応を、の4つの宣言

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