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【2020新歓ブログ⑭】ようこそ、コギトへ

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

劇団コギト3年の澁谷幸音です。

花の大学生活がスタートするかと思いきや、いきなりの自粛生活。つらいですね。

私もたくさんバイトして、遊んで、演劇することを楽しみにしていたので、とっても残念です。

ですが、今この状況だからこそできること、楽しめることを見つけながら、乗り超えていこうと思います。

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↑新入生公演での澁谷。トラウマを抱え葛藤する教師を演じた。(新入生公演『遭難、』より)


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さて今日は、なぜ私がコギトで演劇をしているのか、お話ししようと思います。

1.コギトに入るまで

私は専修大学に通っており、一橋とも津田塾とも何ら関係のない大学生活を送っていました。大学1年の時は、大学内の国際協力サークルに入ってみたり、秋からバスケサークルに入ってバスケをやってみたり(ちなみにバスケ未経験者)、バイトにいそしんでみたり、友達と遊んだり、ある程度想像していた大学生活を満喫していました。

しかし、そんな理想の大学生活も1年たったころには慣れてきて、退屈さを覚えていました。楽しいけど、充実感や達成感がなく、単調だと感じるようになりました。

そこで、自分が本当にやりたいことは何か、打ち込みたいことは何かを考えたときに、中高でやっていた演劇を思いつきました。私は舞台に立つことが好きなので(自分で言うのは恥ずかしいですが)、また演劇をやってみようかな、と思い劇団を探し始め、最終的に高校の先輩が所属しており、インカレサークルであるコギトにたどり着きました。
大学でできた仲の良い友達に、コギトに見学に行こうと思っているという話をしたところ、一緒に体験稽古に行くことになりました(大学2年4月)。サークルの人たちはすごく親切で、アトリエもカッコよかったので、軽い気持ちで入団することに決めました。

2.コギトに入ってから

その後7月公演や一橋祭公演(学祭で行う公演)に参加しながら劇団員との仲を深めました。嘘です。いや、嘘ではないです。もちろん仲良くなった人もいました。ですが、途中入団、他大学という壁は意外と高く、劇団員みんなとすぐさま打ち解け、めちゃくちゃ仲良くなるということにはなりませんでした。しかも、私はアトリエまで家からも大学からも遠く、交通費も馬鹿にならなかったので、コギトをやめて家から近いほかの劇団を探すことも考えました。

ではなぜ今もコギトに在籍しているのでしょうか。それは12月に行った新入生公演が大きかったです。新入生公演とは、その年に入った団員だけで行う公演です。今までは先輩たちに引っ張ってもらいながら公演に携わってきたのに、12月には(ほぼ)すべて自分たちでやらなければならなくなります。新入生公演の稽古が始まる前、私はかなり不安でした。というのも、1年生と未だにそこまで親しくなっていない、途中入団かつ他大学で自分のポジションも微妙な中で、先輩の助けも借りずに公演を成功させられる気がしなかったからです。しかし、そんな心配は杞憂でした。みんな、今まで自分たちが先輩から学んできたことを最大限発揮し、最終的には素晴らしい舞台が完成しました。

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↑新入生公演での舞台。旧校舎の職員室がモチーフ(新入生公演『遭難、』より)

演劇のいいところはそこだと思います。舞台を作れる人が舞台を作り、役者が演じ。お客さんを呼ぶために奮闘する人、パンフレットを作る人、舞台上で流す音楽を集める人、照明プランを考える人…等々。みんなの力が集まって、みんながそれぞれ自分の仕事を精いっぱいやって、最終的に一つの作品になる。自分ができないこともできる人がいて、その人たちのおかげで自分は舞台に立てる。一人一人の『できる』が集まって一つの舞台が完成するのってすごいなって思います。しかもコギトでは、未経験でも先輩が丁寧に教えてくれるので、自然とできるようになります。

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↑休憩中の一枚。仲良し!(新入生公演『遭難、』より)

また、公演前までは話したことがなかった1年生とも、新入生公演を通じて仲良くなり、公演後は家に集まってお菓子パーティをしたり、自粛期間中、会えないからとzoomをするぐらいには仲良くなりました。

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↑zoomにてプチ同期会。なぜみんな人形を…?


合宿免許で心が折れそうになった時は、彼らと電話をして話を聞いてもらうことで勇気づけられ、次の日の教習を頑張れ、免許を取ることもできました。そう、新入生公演で共に頑張ってきたみんながいるから、家が遠く、大学が違くても、コギトで演劇がしたいと思うのです。サークルで素敵な仲間ができてうれしいです!

コギトに入れば仲間ができます。達成感が得られます。演劇をやったことがなくても、大丈夫です。大学で何かやってみたいと思っているそこのあなた、ぜひコギトを見に来てみてください。

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↑役者陣の集合写真。自分の役っぽいポーズをとってます。(新入生公演『遭難、』より)