ラジオ？？(2020年度卒業公演インタビュー企画②)
はじめに
こんにちは。皆様お元気でしょうか。以前のインタビュー企画を読んでくださった方、またのお越しをありがとうございます。今初めて、何となくこの記事を読みに来てくださった方、どうぞよろしくお願いいたします。卒業公演の普段の稽古の様子を、役者とスタッフによる現場からの声でお伝えするインタビュー企画、第2弾に参りたいと思います！今回ご協力くださったのは、前回から既にちらほら噂になっている、稽古中に飲むドリンクに毎回熱意を燃やすピンク班の役者さんと、春限定の桜ドリンクがお好きなイエロー班の衣装・小道具さんによるおしゃべりです。
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ラジオ？？
本田：さあ始まりました！がんばるぞ。
牛村：お願いします笑。
本田：お願いします。ということで、第2回目のインタビューになります！今回は4年、本田貴士と、
牛村：3年の牛村有希がお送りいたしま～す。
本田：ラジオだこれ！ははっ笑。
牛村：ラジオ笑
本田：ラジオだ。ちょっと違ったな。まあいいや。じゃあまずインタビューする人誰やねんということで、お互いに紹介していきたいと思います！まず僕の相手、牛村有希ちゃんです。彼女今3年生で、僕4年生なので、一個後輩です。今回の2020年度、卒業公演では、衣装・小道具を担当していると。
牛村：(頷く)。
本田：ということで、今回の公演で衣装・小道具はどうやって関わるのかっていうのは(後で)聞いてみたいところなんですけど、とりあえず今回は衣装・小道具で参加、と。で、普段は美術系の役職をやることが多いということで、基本裏方？しかやってないっていうのと、中でも、衣装・小道具とか宣伝美術とか舞台美術とか、そういうデザイン系が多いなという印象です。で、なんとすごいところが、今まで3年間やってきて、ほとんどすべての公演に参加されてると。
牛村：笑
本田：というところがすごいポイントで、まあ一個だけ逃したみたいな話をしてて。
牛村：(頷く) そうです。
本田：すごいな、と。まあバイタリティーに溢れるそんな彼女が、今回の僕のインタビュー相手ということで。
牛村：笑
本田：まあさらっと紹介しましたけれど。逆に今度僕の紹介の方を有希ちゃんにしてもらいたいと思いま～す。
牛村：はーい。私の相手、本田貴士先輩、一橋の4年生の先輩です。今回、音響班の役者を担当されるということで、
本田：笑 そうだね、そんな感じ。。うん。
牛村：ふふふ。で、コギトの他にも、サークルを掛け持ちしてらっしゃって。
本田：(大きく頷く)
牛村：忙しいのに、コギトの方には毎年、参加してくださってて。
本田：笑 毎年、ちょっとずつね。
牛村：(毎年)一回ずつ来てくれています。で役者は今回で2回目ということで、どんな作品になるか楽しみにしております笑
本田：楽しみにしててください！何も分かりませんが。お願いしまーす。
～よろしくお願いします！～
本田：さて、で、ちょっと早速質問していきたいんですけど、今回の劇ってちょっと特殊じゃないですか。
牛村：はい。
本田：あんまり対面で会えないってことも…あ、なんかラジオだなこれ笑
牛村：あははははは！
本田：そう。世の中の情勢から話に入っていく感じ、ラジオだ。まあいいや。世の中的にも大学の方針的にも、直接は会って練習できないっていう、
牛村：そうですね。
本田：背景があって。うん。で今回珍しいと思うのは、役者とスタッフが1対1でペアを組んで練習する、ところだと思うんですよ。
牛村：はい。
本田：で、実際僕もさっき、紹介してもらったように、音響のスタッフとペアを組んで、小畠君っていう、今代表やってる子なんですけど、一緒にタッグを組んで、音響に力を入れて、劇というか、まあシーンをつくっていくようなことをやってますね。
牛村：(頷く)
本田：で早速、有希ちゃんはスタッフ側の衣装・小道具の役職なんですけど、一緒にペアを組んでるのはどの役者さんなんですか？
牛村：私の相手は中蒼志郎君、2年生の男の子です。
本田：中君って普段は役者とかやってるのかな。やっぱり。
牛村：そうですね、役者がたぶん、1年生公演と、この前の秋のオンラインでの作品、インプロで、キャストというかプレイヤーを。
本田：はいはいはいはい。
牛村：で今回も役者なので、確かに役者が多いイメージ。
本田：なるほどね～。じゃあ普段の稽古の話にちょっと入るんですけど。
牛村：はい。
本田：僕らは、これまた特殊なものだと思うんですけど、日記っていうのをやり取りしてるじゃないですか。まあ、普段練習で、直接会ってできないから、交換日記みたいな感じで。毎日日記をつけて、コメントしたりとか、コメント書いてもらったりするじゃないですか。その中で、どんな話してますか？
牛村：日記ではそうだなあ、うーん。(中氏が)本当に一つ一つ丁寧に読んでいって、これを発したときの話し手は、何を、どういう感情だったんだろう、こういう経験、有希さんありますか？みたいに問いかけてくれることが多くて。
本田：なるほどね～。じゃ、脚本の内容に関係するような感じで、こんな気持ちになったことはありますか？みたいなね。
牛村：そうですね。
本田：へえ。意外と、班によって違うんですかねえ。
牛村：あとは、あれですよね。ピンクの班(編注：本田さんの班です)は、なかなかおもしろいですよね。
本田：笑 おもしろいのかなあ？僕らの班は、中君とは打って変わって、状況についてよく話していて。
牛村：あ～。
本田：中君は登場人物の心情は、っていうのを有希ちゃんとよく話し合っている、っていうのをよく聞いてるんだけど。
牛村：はい。
本田：ぼくらは、ここであえてこういう動きをしてみるべきじゃないか？とか、この場所であえてこうしてみよう、ここでこういう音を鳴らしてみよう、とかそういうことを結構、話してる。どっちかというと、内面というより外面というか、
牛村：あ～。
本田：表面に出るようなことすごい話してるかなって。まああとは、俺が練習中に飲んでる、飲み物の話がメインかな、と。
牛村：あはは。なんかあの、恒例になってますよね、結構。
本田：(日記内で)飲み物レビューって恒例になってますけど。今日も多分書くと思います。(編注：書かれていました笑 渋いおじさまのロゴのコーヒーです。)
牛村：あはは。
本田：まあ過去には、薄めたカルピスとか飲んでましたけど。
牛村：ふふふ。いろいろ出てきてましたね。
本田：サワーを飲んでるふりがしたくて。
牛村：うんうんうんうん。
本田：お酒全然飲めないんで、カルピスをサワーっぽくして飲んでました。
牛村：あははは。いやあ面白い。
本田：じゃあそんな、心情面についてよく話している有希ちゃんですけども、スタッフの人は役者の人が撮った動画とかいつも観てるじゃないですか。
牛村：あ、はいはいはい。
本田：それで、この発想があったか！とか、これは面白いな、笑っちゃったな、とか、そういう印象深いことはありましたか？
牛村：うーん。まずなんか、毎回中君は、撮るたびに精度が上がってるところがマジですごいな、ってところで。
本田：うん。
牛村：私がこうしたらいいんじゃないかな、って言ったことを、パッて実践してくれる。
本田：ほーお。早いんだ。
牛村：ほんとに、真面目というか、ひたむきというか。
本田：すごいね、いいことですね。
牛村：それに関連して、今回インタビューが基になってるじゃないですか、脚本が。
本田：うん。
牛村：なんか(基は)インタビューなんだけど、1人で話してるっていう環境が、読みづらさにつながってるのかもしれないね、って話になったことがあったんですよ。
本田：うんうん。
牛村：それで対処法をいくつか私が挙げて、その中の1つに、ペットとかぬいぐるみとかを(インタビュワー代わりに)置いたらどう？って笑
本田：笑 インタビューっぽい感じを出すためにね。
牛村：そしたらほんとにぬいぐるみをカメラの見えないところに置いたらしくって笑 想像したらすごいかわいいな！っていう。
本田：そうね。本当にやってくれるっていうね。
牛村：あ、本当にしてくれたんだ、っていうのは笑
本田：そうね。飲みこみも早いし、ほんとにひたむきだね、それは。
牛村：はい笑
本田：真面目というか。
牛村：でもそれでもう、話しやすくなりました！って言ってくれたんで、良かったっていう。
～中略～
牛村：逆に何か、ありますか？稽古中、印象に残った出来事。
本田：そうね、僕の場合は、おもしろいというか、薄めたカルピス飲んだりとか、
牛村：笑
本田：なんか変なことをしてるとかは、僕の方から思いついてやってるんで、僕が笑っちゃうとかはないんですけど。
牛村：はいはい笑
本田：日記のやり取りの中で、小畠君とやり取りしてるんですけど、僕がこう、ふざけて書いたりするんですよ。
牛村：ふふふふ。
本田：なんか、急に古文書いてみたりとか笑 なんかあの、全然内容と関係ないところで、追記みたいな、P.S.みたいなところで。
牛村：あ～笑
本田：古文で書いたりとか。あとは動画で思いっきりふざけたりとか。動画でふざけるって何なんだ、って感じなんですけど。いつもの稽古風景で、ふつう、脚本をしゃべる動画を撮るじゃないですか。
牛村：はいはいはい。
本田：途中でいなくなって、そのまま一分くらい放置してみた動画を上げてみたりとか。
牛村：笑
本田：なんかいろいろやってみてるんですけど。あと、カメラに映ってたのに、急にカメラの外に移動して、場所変えて読み始めるとか。
牛村：お～。はは笑
本田：いや映してないんかい！みたいな。ふざけたりするんですけど。
牛村：はい笑
本田：そういうときもしっかりつっこんでくれるというか。あの、「本田さん！どこ行っちゃったんですか！？」みたいなコメントが来たりとか。
牛村：はは笑
本田：つっこむところはつっこむし。僕、古文でP.S.を書いたら、小畠君もP.S.で古文を返してくれたりとか、なんかノリもいいし、つっこんでもくれるという、お笑いの魂、エンタメ心を感じちゃいます。えへへへ。
我のぱそこんで使ひしそふとが原因であらむ。次よりは、異なるそふとを使はんとぞ思ひける。(本田氏)
我感が鈍き故、音のずれに気付かざりき。音編みて直ししものをようつべに上げられきや？(小畠氏)
↑お2人の古文調のやり取り。(日記より)
～「春を感じた瞬間」～
本田：そうね、、(稽古で)梅林行って、梅が咲いてて、ぽかぽか。まあ風は冷たかったけど、そろそろ「春一番」がどうのこうの、という時代に…時代に？
牛村：笑
本田：季節に、なってきたころかな、と。そんな感じかな。
牛村：(頷く)
本田：ちなみに、ホウボウという魚が旬らしいです。
牛村：へえ！初めて聞きました。
本田：僕も初めてではないけど、バイト先にたまに見かけるくらい。なんの魚なのか、いまいち分かってないけど。。見た目綺麗らしい。
↑ホウボウ。羽(？)の色が綺麗ですね！
本田：なんの話してんだろうね。
牛村：あっははは。
本田：魚の話しちゃった。そしたら有希ちゃんが、「春を感じた瞬間」、稽古中というか、練習の中であれば。
牛村：うーん。最近、あったかい日は増えたなって感じですよね。あとなんか、買い物とかしてると桜系の食べ物、増えてるなあって。
本田：お～、確かに。
牛村：ちょうど今日、コンビニで買ったんですけど、これ(編注：今度はマーメイドのロゴの商品ですね！編者も買いました～～)。
本田：お！桜だ！
牛村：ふふふ。
本田：桜ラテね。
牛村：思わず買ってしまった。
本田：(今の時期は)旧暦でちょうど、お正月、新春みたいな。
牛村：あ～。
本田：言い方によっては、もう春。いいねえ、桜ねえ。あったかい日が増えた、けど今日はちょっと寒かったなあ。
牛村：そうですね。確かに。
本田：今日昨日とすごい風が冷たくて。
牛村：うんうん。
本田：ずっと練習っていうか、動画を撮るのでふざけるときにやりたいのがあって。前々から言ってるんだけど。あったかい日があったら、リビングで、半袖で撮影して、
牛村：はは笑
本田：扇風機と風鈴を設置して、氷をたくさん入れたグラスに麦茶とかコーラを入れて、夏を演出して夏の季節のふりしてやろうかなってずっと思ってる。
牛村：はははは、すごい。
本田：ほんとは、今日、なんならやろうと思ってたんだけど。寒くて、布団から出れなくて笑
牛村：あっはははは
本田：これで半袖は無理だって思って。
牛村：そうですね。
本田：ちょっと断念しちゃったけど、できればやりたいんだなあ。
牛村：すごい、一つだけ夏の班が。
本田：絶対おもしろいだろなあって。一つだけ夏？なんか、みんな長袖とかセーターとか着て撮ってるのに、上半袖であちい！とか言いながら。やりてえって思ったんだけど、そうね時期がちょっと合わなくて、できないっていう。(稽古終盤になって)あんまりそろそろふざけるべきじゃないときになったら、できないから。
牛村：あははは。確かに、今のうちじゃないと。
～中略～
本田：そろそろお時間がやってまいりました！笑
牛村：あははは。
本田：やっぱラジオみたいになっちゃうな。なんでなんだろ笑。ていうことでね、まあいろいろ、お互いのチームについて話をしたりとか、この公演がどうだっていう話をしてきましたけれども、最後に今回、一緒にね、ラジオ、じゃないわ。最後にね、今公演の意気込みを二人で言って、終わりにしたいと思います！
牛村：はーい。
本田：有希ちゃん、なんか、今回の意気込みありますか？
牛村：そうだなあ。もう本当に試行錯誤している最中なので…悔いの残らない、納得のいくものができるように頑張りたいと思います！
本田：ありがとうございます！一応僕の意気込みを言っておくと、まああの～、ぎりぎりまで遊び倒して、
牛村：ははは。
本田：いろんな方向性をね、探りながら、まあね、お客さんを満足させられるような劇になればいいな、と思うばかりでございます。
おわりに
いかがでしたでしょうか？？前回の小畠氏・Nanami氏のお話につながるような話題も飛び出たりと、稽古情報盛りだくさんでお届けできたのではないか、と思っております。本田さん、有希さんの(パーソナリティーの)お二方、楽しいお話をありがとうございました！次回のインタビュー企画は、2/23(火)に公開予定です。お楽しみに！