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研究。

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詩論を中心に独学おじさんの考察あれこれ。
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#竹内浩三氏

時間による支配から人類を解放するための第四試論:分類詩学を構想する。

耳の詩・目の詩 理性の詩・感情の詩 美術系・音楽系 1. 詩は耳にするものか。それとも目にするものか。私たちは文字に書かれたものとして詩を認識しているのではないか。本をパラパラとめくり。行分けされ。余白の多くなっている箇所を見ると。「あっ詩が載っている」と思う。句点や読点がなければなおのこと。つまり形式を見て判断している人が大半を占めるのではないか。これは詩が目にするもの(視覚に訴えるもの)であることをあらわしている。 ところが世の中には詩が音楽に乗って流れている。何気なく