アンチクロノス 時間を哲学する その1
◇アンチクロノス
この論考の目的:1)デカルトのコギトエルゴスム(「わたしは考える。ゆえにわたしは存在する」)に新しい光を当てデカルト再読のキッカケを提供する。2)近代的な時間概念を「ふりだし」に戻して相対化する。そしてそこから再発見できるものがあるかどうかを確認する。3)プラトンのイデア論を再利用しながら形而上学を再構築する。4)意味不明なもの。辻褄の合わない話。ナンセンス。ダダ。難解と思われている詩的言語行為。それらに理解の余地をつくる。輪郭だけでも。
1.
デカルト