初雪に思う
今日はこの冬一番の冷え込み。
ちなみに関西です。
昼間、一瞬だったけど初雪が降った。
さーっと、斜めに、みぞれ混じりのような雪。
職場から見える小学校のグラウンドでは、子どもたちがにわかにざわめきたって、嬉しそうにはしゃぎだしてた。
雪ってなんだか知らんけど、興奮するものがあるよね。わぁ、来たなぁってみんなが驚きと喜びの真ん中くらいの顔をして見上げてしまう。
昔、Twitterをやり始めてまもないころ、子どもと遊んでいるときに、ちらちらと初雪が舞ってきたので、
「雪だ」
と、何気なくツイートしたら、間髪入れずに、
「どこ?」
と、どこの誰かも知らない人から返信が来て、不思議な気持ちになると同時に、なんだかワクワクもしたことがあったのを思い出した。
でもこれって、そんなに雪の降らない地域だからなんだろうね。
毎冬、もうイヤと言うほど雪の降る雪国や豪雪地帯だったら、
「ついに雪の季節が来たか~」って、ぞっとする気持ちになったりするんだろうな。
でも、そんな雪で閉じこめられるからこそ、雪国には独特の素敵な文化がはぐくまれたんだろう。
代表的なものには、かまくらというものがあるけれど、とても素敵で幻想的で魅力的に思ってしまう。
実を言うと、僕はまだ、日本の中では北陸や信州より北には行ったことがない(これを言ったらたいていの人に驚かれますが)。
どうして行かなかったのかわからないけど、多分行く機会がなかっただけなのだろう。
でも、僕には北国に行けばきっと叶えたい夢がある。
北海道もいいけれど、先に東北地方に行きたい。
北海道の方が絶対いいやん!
とみんなに言われるけれど、やっぱり東北に行ってみたい。
東北地方に行ったなら、やりたいこと。
それは、青森なんかの民謡酒場で、迫力ある津軽三味線の野太い響きに心臓を震わせ、
そしていつか必ず、雪景色の夜、小さなかまくらに入って、仄かなろうそくの明かりのもとで、あったかい鍋か肴をつまみながら、おいしい東北の地酒を(熱々の熱燗もいいかな)じっくりといただくことが、僕の夢のひとつでもあるのだ。