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【パパ本】『ママにはなれないパパ』鈴木おさむ

「父親目線の育児記」と前書きで書かれているように、鈴木おさむさんの体験や気づきが書かれています。

読んでいると「それ分かるー!!」と声を出して笑ってしまったり、「そうそう、そうだよなあ」と思わず目頭が熱くなったり。父親として、読んでいて勇気が湧いてくるような本でした。

その中でも心に残った箇所をいくつか。

育児にちゃんと向き合う男性のことをイクメンというんじゃなくて、父親と言うんだよ

あるおじいちゃんから聞いた言葉だそうです。
鈴木おさむさんはイクメンという言葉が苦手。子どもの面倒を見ている瞬間だけ切り取っていて気持ち悪いそうです。
私も同じ思いを抱いていました。言語化できていなかったモヤモヤを晴らしてくれた感じがします。
父親は、子どものことだけじゃなく、妻のこと、家のこと全部に向き合っている。

育児って、子どもに向き合うのはもちろんなんだけど、本気で向き合うなら絶対に妻にまで気持ちがいくよなあ。
ま、気持ちが行き届かずにツッコまれることは何度も何度も何度もあるのですが。そしてヘコむ。
でも、こっちとしては気持ちがいってるつもり。ですよね、夫のみなさん!

自分が今のドラマの出演者だったらどうだろう?

妻とのケンカ、どこの家庭でもあるあるですよね。些細なことから芋づる式に発展していって気づけば大変なことに…笑
そんな自分を客観視できます。
放送作家の鈴木おさむさんらしい思考。
この考え、読んだ数時間後から早速役に立ちました!!
育児なんて妻も夫もどっちも一生懸命やってるから、ついつい視野が狭くなっちゃう。「自分は自分は」って思考になっちゃうともうアウト。私はなりがちです。でも、こうやって考えたら「確かに今の自分はカッコ悪かったな」とか「視聴者から嫌われる役だな〜」とか思えるわけです。ありがとう鈴木おさむさん。

鈴木おさむさん、放送作家だし、夫婦で忙しいから本当にたくさんの困難があるわけなんだけど、ぜ〜〜〜んぶ受け止めて笑い話に変えちゃう。
とにかくカッコいい!
カッコ悪い姿も含めてカッコいい!!

ほかにも刺さる部分がたくさんありました。
悩める父親に読んでほしい。
きっと、心が軽くなります。
ではまた!!


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