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【保存版】エスプレッソに適したコーヒー豆の焙煎度合いを解説!

こんにちは。

コーヒー焙煎士&経営者のシンジです。

(毎日更新ブログはこちら)

このブログは「コーヒー初心者が中級者になれる」ための知識を共有するブログです。

家でエスプレッソを飲みたいけど、選ぶ焙煎度がわからない。
エスプレッソ用の焙煎度とかあるのかな?


こういった疑問を解説する記事となっています。

コーヒー屋さんにコーヒー豆を買いに行く前に読んで参考にしてみてください。

【結論】好みに個人差はあるがお勧めは深煎り

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コーヒーは嗜好品なので、絶対的な正解というのはもちろんありませんが、コーヒーを11年以上飲み続けている私がエスプレッソにお勧めできるのは、「深煎り」つまりダークローストのコーヒー豆です。

エスプレッソが美味しいかどうかは、3つの要素で決まるとも言われています。

豆の品質(品種と焙煎からの経過日数)
豆の焙煎度(自分の好みの焙煎度かどうか)
豆の挽き具合(きちんと極細挽きに挽けているか)


豆の品質に関しては基本的にスペシャルティーコーヒーショップで焙煎されてから1週間以内のものを購入すると間違いないです。

豆の焙煎度に関しては、一般的にエスプレッソは深煎りの豆でよく抽出されているよ、と言うだけで、浅煎りのフルーティーなエスプレッソが好きな方は、自分の好きなエスプレッソの味を出してくれる焙煎度のものを探せば良いです。

豆の挽き具合は極細挽きになっているかを確認しましょう。「エスプレッソ用の豆の挽き目を解説【正しい淹れ方解説付き】」という記事で詳細に解説しています。

私は実は浅煎りのコーヒーも深煎りのコーヒーも両方とも好きです。

では、なぜエスプレッソには深煎りをお勧めするのかを2つの理由とともに解説します。

理由1:深煎りの方が存在感が強いから

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深煎りのコーヒー豆は、浅煎りのコーヒー豆と比べて苦味が強い傾向にあります。

また、苦味に加えて、ボディ感(舌に乗ってくる重厚感のこと)も深煎りだと強くなる事が多いです。

苦味とボディ感が強いと、コーヒーを飲んでる!という感覚になれるので、個人的にはエスプレッソは深煎りで飲むのがオススメです。

理由2:深煎りだと牛乳や砂糖に負けないから

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次にエスプレッソを深煎りで飲むことをおすすめする理由は、牛乳や砂糖に負けないからです。

エスプレッソを飲む時には牛乳に混ぜてカフェラテやカプチーノにしてみたり、砂糖を入れてイタリア風にエスプレッソをそのまま楽しんだりすると思います。

その時にエスプレッソの味自体が薄かったり弱かったりすると、飲み物全体の味も弱くなり、結果的に何を飲んでいるかわからなくなると思います。

浅煎りは、深煎りと比べてフルーティーさやまろやかさで圧倒的に優位に立ちますが、ボディ感や、コク、存在感の強さでは負けてしまいます。

なので、浅煎りのエスプレッソでカフェラテを作ると、深煎りで作ったものよりも「薄いな」と感じてしまうことになります。

まとめると、エスプレッソを深煎りで抽出することで牛乳やお砂糖に負けない味の濃さにすることができます。

エスプレッソ用の豆を買う時のワンポイントアドバイス

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ではお店でコーヒー豆を購入する時に何を気をつければいいのでしょうか?

お店でエスプレッソ用のコーヒー豆を購入する時に、バリスタさんに伝えたいポイントは2つです。

・エスプレッソで深煎りを飲みたいということを伝える
・フルシティロースト、フレンチローストという焙煎度のものがほしいと伝える


フルシティロースト、フレンチローストは↓こちらの画像のように表面に油分が出るくらいしっかりと焙煎した度合いのことを言います。

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「なんとかローストとか難しくてよくわからない」

という方は、シンプルに以下をバリスタさんに伝えると良いです。

「エスプレッソ用の深煎り寄りのコーヒー豆を探してるのですが、オススメありますか?」

これをいうだけで、バリスタさんはオススメをいくつか提案してくれるはずです。

彼らはコーヒーのプロフェッショナルなので、ざっくりした相談でも、ある程度細かい提案までしてくれるので安心ですよね。

ちなみに、ご家庭にエスプレッソマシンを購入したいと検討している方はこちらの「家庭用エスプレッソマシンの選び方を徹底解説」という記事を参考にしてみてください。

選び方の基準やオススメマシンを解説しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それではまた。

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