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うつ病と冷え症の関係

「抗うつ薬を飲んでいる人がうつ病患者」と定義づければ、うつ病の患者は間違いなく増えている。しかしうつ病の患者が急増しているといわれる一方で、抗うつ薬を飲む人は増えているが、うつ病患者が増えているわけでない、飲む必要のない薬を飲んでしまっている人が急増しているだけという話もあります。

なぜうつ病になるのか?

体内の異物を除去するために起きる発熱や炎症と同じように、うつの状態になるのは、心身を守るための、身体に備わった防衛機能がしっかりと機能しているということです。うつとは、消費を抑え、枯渇してしまった「活動のために必要なエネルギー」を補充している状態です。つまりなぜうつ病になるのかといえば、生きていく上で、うつ病になる必要があるためになる、ということです。

あまりにひどい発熱や炎症はそれ自体が害となって、人体に悪影響を及ぼしますから、状況に応じて、然るべき手段によって解熱・消炎を図らねばなりません。その手段の一つが薬物です。しかしあまり薬に頼り過ぎると、自らがもつ治癒力が衰え、薬物なしではいられなくなってしまいます。

うつは休めのサインであることはわかっていても、休みたくても休めない、そんな声も聞こえてきます。いつ、どのタイミングで薬を飲むか?これは簡単な問題ではないはずです。

確かに、社会の一員として生きている私たちは、休みたくても休めない現実があります。しかしその一方で、実は工夫次第で、休もうと思えば休める余地が残されていることもあります。

「休む」のは、これまでの蓄積された心や体へのダメージを取り除くためのものですから、その手段は薬物だけではありません。復活するための、あなたに合った方法が必ずあります。

読んでいただきありがとうございます。次回につづきます。

きいちろぶろぐ・冷え症




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