腰痛と抑肝散
「腰痛は怒りである」という本があります。
ここでいう腰痛は慢性的な腰痛です。
〜慢性腰痛は、骨盤の歪みも、背骨のズレも関係なく、その痛みはストレスによって起こる。
慢性腰痛は脳が作り出している。痛むのは腰、それを認識するのは脳。慢性腰痛から解放されるためにはそれを知ること。それだけで多くのケースにおいて、慢性腰痛は改善される〜
といったことが記されています。
うつ病にも認知症にも、その効果が認められている漢方薬に抑肝散があります。
肝とは、東洋医学において精神的なものとの関りが深い臓腑で、「怒り」の感情は肝のたかぶりによって起こる、ということで、肝のたかぶりを抑えるために用いられるのが抑肝散です。
うつ病と認知症は、ともに脳に異常をきたす疾患です。抑肝散がうつ病、認知症の双方に有効なのであれば、慢性腰痛にも効くのではないか。
実際にそのような試みを行っている医療機関もあり、また、抗うつ薬によって慢性腰痛が治ったという事例もあります。
読んでくれてありがとうございます。
漢方薬なら抑肝散、ツボなら、太衝、行間、陽陵泉、内関といったものになりますね。
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