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もともと一つ

東洋医学は、部分も見ますが、全体を見ます。

風邪を引いて、鼻水が出てのどが痛くても、鼻だけ、のどだけ風邪を引いているわけではありません。

膝が痛いとき、膝にサポーターをしたり、湿布を貼るのは、とりあえずとしてはいいけれど、

膝の痛みの原因は、内転筋(内ももの筋肉)が使えていないからかも知れないし、中殿筋(お尻の横の筋肉)の過緊張かも知れません。

だとしたら、内転筋を使えるようにして、中殿筋の過緊張をとらねばなりません。

胃の痛みが単に食べ過ぎから来ているなら、食べる量を減らして(場合によっては一食抜いて)、胃腸を休ませれば痛みは治まります。

が、ストレスから来ているのなら、絶食は根本的な解決にはなりません。

多くの場合、モノゴトの解決のためには俯瞰で見ることが必要です。

「人間の体というものは、胃袋とか心臓とか頭とかが集まってできたものではなく、元来一つのものであり、言いかえれば生殖細胞の発展したもので、パーツ(部品)が集まってできたものではない。だから、頭が重いからといって、そこへ置いて外出するわけにも行かないし、不味い食物で一杯になっている胃袋を取り替えて食べるわけにもいかない」

と野口整体の野口春哉先生も言っています。

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