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ゴッドハンド

ゴットハンドにやってもらったんですけど、私には合わなかったのかな?という患者さん。

「誰でも身につくゴッドハンド」を真似してやってみたけど、痛みが取れない、治らない、という術者さん。

過去に、このような方何人かにお会いしています。

ゴッドハンドによって治った人は、そこからよその治療院に行くことはないでしょうから、私と会うこともおそらくはありません。私とお会いしたのは、ゴッドハンドでよくならなかった方ですね。

とある武道家は「神は敬うものであり、頼るものではない」と言っています。しかし、頼りたくなるのが病に苦しんでいる人の心情であり、それが人情というもの。

ゴッドハンドというのは神様の手ということですから、病に苦しんでいる人は、その手によって救われたいと、大きな、大きすぎるといっても過言ではない期待を抱きます。

ですが、大きすぎる期待は、期待通りの見返りを受けられないのが世の常です。

大切なのは事実を伝えること。もちろんこれは希望を捨てることではありません。

読んでくれてありがとうございます。

他人からゴッドハンドと称されるのか、自ら名乗っているのかはわかりません。わかっているのは、それは神の手ではなくて人の手であるということです。




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