刺絡療法の可能性
脳梗塞と認知症とどちらになりたくないか、
ともし聞かれたら。
認知症で死ぬことはないけど、脳梗塞で死ぬことはあるので、
どっちかといえば脳梗塞になりたくない、けど、
もちろん、どちらにもなりたくありません。
脳梗塞とは血管が詰ることで、
酸素や栄養が届かず、脳の細胞や組織が壊死してしまう病気です。
認知症は、認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態です。
なぜ認知機能が低下するのかといえば、老化以外では、血流の低下が強く示唆されています。つまり脳梗塞と同じ。
東洋医学では、脳梗塞も認知症も瘀血が絡んでいると考え、瘀血の予防が、脳梗塞や認知症の予防になるとしています。
瘀血とは、血液の流れが悪くなったために生じた「古血」のことで、これを解決するために東洋医学では「活血化瘀(血流をよくして瘀血を取り除く)」の治療を行います。
一般的な鍼灸治療でもいいのですが、そこに刺絡療法を加えると、より効果が高まります。
脳梗塞にも、認知症にも、どちらにもなりたくない方は、生活の中に鍼灸治療や刺絡治療を取り入れてみてはいかがでしょう。
読んでくれてありがとうございます。
P・S 「怪病多瘀」という言葉があります。得体のしれない病気、なかなかよくならない病気は瘀血が絡んでいることが多い、という意味です。
鍼灸や刺絡治療の効果は、脳梗塞や認知症に対してだけのものではなく、婦人科系疾患や皮膚疾患、精神疾患など様々な病気や体調不良に、その効果が認められています。
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