「詩」波音

カレンダーの 数字に触れると
どこからか 波の音が聞こえてくる
あの日僕らは 笑い合った数を数え
その多さに驚き また二人で笑った

雲は果て 水面に映る月に見惚れ
夜の海は 眠りに落ちたのだろうか
今日という日付に どれだけ触れてみても
もう 波の音は聞こえない

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