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うつ病あるある「ただここにいるだけで精一杯」がもたらす苦しみ

精神科の診察待ちのコーヒーミルクです。

待ち始めてから、かれこれ1時間30分。
未だに呼ばれる気配はありません😭

それはさておき、うつ状態でよくある「ただここにいるだけで精一杯」という現象について、考えていきたいと思います。

これ、あるあるネタにもなるし、健康な人からすると「そんな人がいるなんて知らなかった!」っていう異文化理解のネタにもなりますよね。
実に興味深い話題です。

そもそもどんな状態か

イメージしやすいようにやんわりとした定義を出しておきます。
「ただここにいるだけで精一杯」、それすなわち、

他人の話し声とかテレビの音には無論耐えられず、息をするだけで(心が)苦しくて、ただ生きるのに必死どころか人生に敗北寸前。

てな具合ですかね。

「あぁこれ、死んだほうが楽だな」
って、冷静に感じちゃうぐらい逃げ道のない苦しみです。

注意:傍から見たら、普通の人にしか見えません!!

で、この状態には3つの苦しみがあると思っています。

苦しみ1:それ自体がめちゃ苦しい

当たり前な話なんですが、この状態はめちゃくちゃ苦しいです。

自分でも予期せぬタイミングで急にやってきたりします。

しかも、場合によっては強い恐怖心があったり、発作のように我を失うほど凝縮された苦しみだったりします。

一体どこから来たのか、そしていつなくなるのかもわからないこの苦しみに耐え続けるのか、、と思うだけで人生つらいです。

わたしは躁うつ歴5年くらいの新人なんで、まだまだ対処法を見つけられてないから余計怖いです。
たぶん、数年後には見つけてると思うので、そしたらまた文章にまとめます。

苦しみ2:他者には理解できない

はいこれ、超大問題です。こんなに辛いのに、見た目では一切伝わりません!

特に、健康な人にはどう言葉を尽くしても説明できないし、話しても場がしらけて終わるのであまり触れたくない話題でもあります。

幸いなことに、良き理解者である家族や親友や、いわゆるTwitterの闘病垢の方々はわかってくれます。(おそらく人口の0.00001%)

しかし、それ以外の99.99999%の人からは理解されません。

たしかに、理解されなくても呼吸が止まるわけじゃないし、日本を追放されるわけでもないから生きてはいけます。生命は存続できます。

とはいえ、人間たるもの社会の中でしか生きていけないので、以下のような重大な欠点を抱えることになります。

苦しみ3:社会的に後退し続ける

ここにいるだけで精一杯で何もしない時間を積み重ねること、それは現状維持ではありません。
(正確には、「何もできない」ですが)

健康な人は毎日、何かしら社会的に意味のある事をして生きていきます。
ただ毎日働くだけで「勤続年数」が上がって社会的信用度が上がる。
学生だったらもっと顕著で、進級するしインターンとかもするし、進学・就職して次に進む。

そうやって大体の人は何かしら自己を高めて、少しずつ成長しながら生きていきます。

みんなが高まる一方で自分が高まらないと、自分は相対的に下がっていきます。

何もしないって、現状維持ではなく後退なんです。

そのことを意識せずとも誰しもなんとなく理解してるから、「あーこれくらいはやっとかなきゃ」って健康な人は何かしらやっといて社会の中で居場所を維持します。
そうやって居場所を作るのを大体の人が「当たり前」として認識しています。(もちろんうつ病者も含めて)

だからこそ、「何もしない」人は理解されません。

健康な人から、「やる気のないダメな人なんじゃ?」とか思われて、尊敬はされないしむしろ見下されるしあんま関わらないでおこうって思われやすいです。

さらに、ブランクが空くと就職しにくいという重大な壁が生じます。
とはいえ、無理して就職しても鬱がひどくなって辛いです。

そうやって社会的ハンデと健康な人との溝を生み出す「ただここにいるだけで精一杯」という症状。

わたしたちはどう関わっていくべきなのか?

苦しみを克服するには

まず1番は、休養を取ることですね。

社会的ハンデとか他者との溝とか色々怖いこと言っちゃいましたが、何よりも怖いのはこの苦しみがずっと続くことです。

元気がなければ何もできないので、ゆっくりと休みましょう。(それすらも辛いんですが…!!)

そして、元気になったら、ブランクを理解して受け入れてくれる場所で働くなり、資格取って手に職つけてみるなり、するのも良いかもしれません。

わたしはまだまだ休養の段階なので、正直、今後の克服の仕方はわからないのですが

わたしの目標は、「同じように苦しんでる人の支えになること」ですので、健康な人との間にできる溝を埋められるような発信をしていけたらなと思います。

今、健康な人でもいつ心の病気になるかわからない。いつなってもおかしくない。

だからこそ、予防のためにも、少し疲れてる人がリラックスできるような時間を提供したいです。

そんなリラックスできるカフェのようなオンライン空間を作っています。(急な宣伝)

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びっくりするくらい作りかけですが、こちらでやすらいでいただけたら嬉しいです☕

ということで、つらい人もつらくない人もやさしい社会で息をできるようがんばっていきましょう(雑な締め方)

いつも本当にありがとうございます!いただいたサポートは大切に使わせていただき、作品として還元いたしますのでお楽しみに!!