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諸行無常


現職場に入って以降ずっと面倒を見てくれ守ってくれていた先輩が退職した。
その先輩とは発達障害という自分にある困り感について気軽に話ができる、数少ない人だった。
この先輩に話すことで自分自身で得た気づきが多くあったし、
何より自分を知ってくれている人と働ける事で色んな安心感を得ていた。
だから、心から信頼していた人がいなくなった寂しさがまだまだ残っていくだろう…。

Hi-STANDARDのドラム、恒岡章が亡くなった。
音楽、特にメロコア好きにハイスタのツネさんを知らない人はいないだろう。
自分は一度だけチャットモンチーでサポートをしていたツネさんを生で観た。
東北JAMというイベントで、最後の3組がツネさんがドラムを勤めていたチャットモンチー、ken yokoyama、そしてNAMBA69という流れだった。
もしかしてハイスタ出るんじゃないかってワクワクしていたけど、その時は結局ハイスタの3人としては出てこなかった。
(ちなみにその直後ハイスタ出演のイベントが3つ発表されて「やられた!すげぇー」となった。)

けれど、結局。
自分はハイスタを一度も観ることは出来なかった。
観るチャンスはいくらでもあった。
でもその時なりに自分なりに正当な理由をつけて、観に行く選択をしなかった。
タイミングが合わなかった、仕方がない。
その結果が今回の訃報である。

Yahoo!ニュースで知った時、どうしてもハイスタだけは観たい観るべきだという、蓋をしていた気持ちを思い出した。
…観たかった、観るべきだった。

情けないけれど、一生後悔すれば良い。

松本零士が亡くなった。
彼が暮らしていた大泉学園に自分は何年も通っていて、
大泉学園はそれこそ銀河鉄道999だらけだ。

大好きな街に多大な貢献をされた松本零士先生。
もちろんアニメも観ていたけれど、その頃よりも身近になっていた人の死がなんとなく重たくのしかかる。

まことお兄さんの卒業が発表された。
巷で話題だったゆういちろう兄さんの方では無くて、
色々と突っ込みたい気持ちはある。
ぶっちゃけゆういちろう兄さんで心の準備もしていた。

でもやっぱり、
娘が初めておかいつを見るようなって、おれも一緒に見るようになって、おれと娘にとって体操のお兄さんといえばまことお兄さんなのである。

カラダダンダン体操だって娘にもすっかりお馴染みになっていて、「ごーごー!」と嬉しいそうに言っていた。
娘だけじゃなくて、おれも奥さんもまことお兄さんさんのあの無邪気な笑顔と素晴らしい二の腕の筋肉にしっかりと魅了さんていた。すっかり虜になっていた。

おかいつを見る時間が増えて、ニュースやワイドショーを見る事が減った。
なんとなく心が穏やかになっていく事を実感している。

必要なニュースは自分のタイミングで自分にあった場所から仕入れれば良いと知っていた。
新しいお兄さんが見慣れるまで、おれはまこと兄さんが去っていく悲しみと共にしんみりとおかいつを見る。

先月祖母が亡くなってからずっと、なんとなく別れという響きに敏感になっていると感じる。
一期一会の喜びより諸行無常の儚さに気を向けがちである。
「そういうもんだ」と慣れたくない感覚であり、麻痺させたく無い感性であるけれど…。
でもやっぱり、後ろ向きな感情にズルズルと引きずるのも良くなくて、そのうち前向きになれる様にただひた向きに生きていくしかない。

とウダウダと書いてるうちに少しずつ元気になってきた様な気もする。

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