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北欧新婚旅行13:北欧カフェ巡り3:cafe regatta

北欧新婚旅行13(北欧カフェ巡り3):ソーセージは火のあるところで焼く

この日は20世紀を代表する建築家・デザイナーの一人であるアルヴァ・アアルトの家に行くことにしていた。
アアルト邸は一般公開していて人気のスポットだ。
ヘルシンキの左側、ヘルシンキ湾方面だ。このあたりにはテンペリアウキオ教会やオリンピックスタジアム、シベリウスモニュメントなどもあるが、妻が美大出身で、アアルト邸に行くことをすごく楽しみにしていた。

朝早く出発したので、アアルト邸がまだスタートしていないと言うこともあり、我々はカフェに行くことにした。
フィンランドは世界でも1位2位を争うほどコーヒーを飲む国だそうで、スーパーには家庭用のコーヒーが並ぶほか、カフェも多い。

今回行くカフェは「cafe regatta」
ヘルシンキ中央駅からバスに10分から15分ぐらい乗ったあと、10分ぐらい歩く。
わざわざいかないといけないカフェだが、ぜひわざわざ行ってほしい。
湖とコーヒーの素晴らしいヘルシンキを体感できる。

行く道々で鳥が出迎えてくれる

至る所でよく見た鳥
街並み

湖(海)に面したカフェで、イメージしていたフィンランドのカフェだと思った。

カフェレガッタ


湖が綺麗

丸太小屋のようなところにレジがあって、こちらで注文する。
もちろん英語など喋れないが、This one と、That's allがあればなんとかいける

店内に席は少なく、みんな野外で楽しむ


レジに並ぶ

シナモンロールとコーヒーを注文した
妻は甘いドリンクを飲んでいた。
シナモンロールを食べる時のパンクズを求めてカモメが木の上から我々を狙っていたが、現地の人は慣れているのか、コーヒーの乗っていたお盆をたくみに振り回して、カモメを追い払っていた。

とにかく気持ちよかった。
日差しは少し強いが、午前中はすこし肌寒いぐらいの気温で、カフェでゆっくりするにはちょうどいい気候だ。
レガッタの名物に自分で焼くスタイルのウインナーがある。
レジでウインナーを買って、囲炉裏のようなところがあるので自分で焼いて食べるというものだ。
僕たちはこれをやってみたくて、ここに来た。

焼き場
ソーセージを刺す

長い銛のような串にウインナーを刺して囲炉裏で焼いたのだが、火はそんなに燃えていなく、息を炭に吹きかけるとぱーっと赤くなるような状態で、こういう遠赤外線的な感じで焼くのかなと思っていた。

遠赤外線的な焼き方

ウインナーを炭に近づけて5分、なかなか焼けないので炭の中にウインナー入れるパターンなんじゃない?などと妻に言ってウインナーを炭の中に突っ込んでいたら、現地のボーイスカウトを毎週やってますみたいなお父さんが来て「、、、、手伝おうか?」と言って、おもむろに囲炉裏の隣の小屋から新しい薪を4本ぐらい持ってきて、その皮を剥ぎ、まず皮を投入し種火とすると、薪を入れ、ゴウゴウと火が起こり、ウインナーは一瞬で焼けた。

本来こうなんかい

旅行者が火のないところで一生懸命炭の中にウインナーを突っ込んでいたのを見てられなくなったんだろう。優しい人だ。
一瞬で焼けた炭だらけのウインナーを齧りながら、お前らどこからきたんだ?、日本だ。などと答えながら、日本だ、じゃねえよと、思った。情けない限りだ!
その後、アメリカから来たおばあちゃんが横に座り、同じようにウインナーを焼きに来た。ゴウゴウと燃え盛る火でおばあちゃんのウインナーは一瞬で焼け「ニューエクスペリエンス」と僕に行ってきたので炭だらけのウインナーにマスタードをかけながら「ミートゥー」と答えた。


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