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悩ましきモリカケ問題

わたしはいま
モリカケ問題に頭を悩ませている。

そう、大晦日の夜はモリそばにするか、
カケそばにするかという問題だ。
これは安倍さんの問題よりも切実な問題だ。

大晦日の夜は、毎年紅白歌合戦を見ながら、 
お酒をちびちびやり、
ちょっと良いお肉やお刺身、
天ぷらなどをつまんで過ごす。
一年の労を自らねぎらい、
美味しいご褒美を自分に与える。
今夜だけは多少飲んでも文句は言わせない。

紅白も終盤を迎える頃には
大概出来上がっていて、
つまみだけでまあまあ満腹満足
という状況になるが、
やはり最後は年越し蕎麦で締めたい。

おもむろにキッチンに立ち、湯を沸かし、
ネギを刻み、蕎麦を茹で始める。
つゆはもちろん自家製だ。
どこよりも美味しい自信がある

お腹はいっぱいなので、
お蕎麦はいずれにしても具なしになる。
そこで生じるのがモリカケ問題なのだ。

ガツンと濃い出汁をあじわう
もり蕎麦もいいが、
飲んだ後にホッとする暖かい
かけ蕎麦もまた良い。
私のつゆはどちらにも対応できるので、
直前の変更も可能だ。

ともに捨てがたく。
しかし両方食べるほどでもない。

せっかくの最後の夜だ。

食べ過ぎてウッとくるのもやりたくない。

自分としては、最高に整った状態をキメたい。

最も大事なのは「整う」ことなのだ。

サウナ道に通じる世界だ。

ということで、私はこの時期から
あっちもいいな、こっちもいいなと
ソワソワしているしているのである。

時代の最先端を行く孤独な男というのは、
常にこういった悩みを抱えているのだ。

ちなみに、家族からは
「好きにしろ」と
冷たい視線とともに言われている。

みなさんは毎年どちらで
最後の夜を過ごすのだろうか。

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