ネットの誹謗中傷。名誉毀損と侮辱について。
SNSでの誹謗中傷がネット上で問題になって久しいです。もともとは、誹謗中傷で罪に問われたとしても、「拘留もしくは過料」と非常に罪が軽かったため、多くの人たちがネット上で誹謗中傷を書き込んでいました。
しかし、今年7月に法改正が諮問され、懲役などの刑事罰の対象となる全体像が示されました。
誹謗中傷は、侮辱もしくは名誉毀損に分類されます。侮辱は事実を指摘しない評判や印象を貶めるような書き込み、名誉毀損は事実であったとしても社会的評価を貶めるような書き込みをした場合に適用されます。
いずれにしても①公然と②対象が特定され得る場合、罪が成立するわけですが、気をつけたいのは「人間関係から対象となる人物を情報から推測され得る場合」でも、個人を特定しているのと事実上変わらないので成立しうるという点です。
この辺はあまり多くの人が理解していない様です。
無料公開SNS上はもちろんのこと、外部から閉鎖されているオンラインサロンでもこうした被害は多数報告が出ているようです。無料SNSはもちろんですが、オンラインサロンなどクローズドなSNSでも内部でのやり取りは外からは情報遮断されて見えないため、必ずこちらのPCやスマホの方にスクリーンショットでやり取りの文面や文言を日付つきで証拠を保存しておきしょう。
いざというときに役立ちます。
また、音声やビデオでのチャットや通話の場合は、しっかりとこちらでも録音し、日付も記録しておきましょう。通話内容も立派な証拠になります。
困った時の相談は消費者庁の消費者ホットライン「188」に連絡してください。トラブル報告がほんとうに多数集まっているそうです。困ったらすぐに連絡をしてください。