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MONOEYESという居場所

今日はMONOEYESの「Interstate46 Tour」のツアーファイナルを見に豊洲PITに行ってきた。これはいつものライブレポートじゃないです、私の雑感。

MONOEYSを見るのは前回の対バンツアーの新木場でのBRAHMANぶり、細美さんはELLEGERDENのZOZOマリンぶりとなかなかのブランクだった。

2曲目の「Run Run」で、あまりのカッコ良さに爆泣きした。
予想通り私の左右前後からダイバーが飛んでいって、ダイバー渋滞が起きるほどの荒れ狂ったフロア、ダイバーのカッコよさに余計爆泣きした。ステージの4人はもちろんなんだけど、今日はより一層飛んでる人がすげえカッコよく見えたんだ。そして送る人も、最後まで飛ばす!という意気込みも強く感じてカッコ良かった。同じフロアのファンが、とにかくメンバーと同じぐらいカッコ良かったんだ。

私の爆泣きは止まらず、「Like We've Never Lost」「Free Throw」「Get Up」の猛攻撃でさらに泣いた。ライブがカッコいいだけで泣ける?でも、理由がそれしか無いんだ。とてもとてもとてもカッコ良かった。それしか言葉がでない。

「何話すかって今日ツアーファイナルだけどすげえいいツアーだった。でも、ツアー振り返ったってな。来年アルバム作ります!本当にこのバンドはカッコイイ。3人がね。40すぎて始めたバンドが、こんなにカッコよくなるなんてな!」

そう、細美さんは話した。
前を向いて歩いていて、しかも現状3つのバンドを並行して動かしている細美さん。振り返る暇があるならライブをやる、その前向きな姿勢がカッコ良かった。

夜中の不気味な公園で1人ベンチに座る。仕事帰り、これから先のことも、明日のことも、何も考えたくない、何より家に帰りたくない。夜空には三日月が浮かんでいる。涼しい秋の夜、まだ肌寒くはなかった。どこからか人影が見え隠れし、誰かが近寄って来た。近くのコンビニで買って来たらしい小さな袋から、度数の低い缶チューハイを取り出し、はいと渡された。

「話なら聞くよ。話したくなかったら話さなくていいよ」

その人の言葉は心にするすると入ってきた。どうやら悪い人ではないらしい。
原因不明の生きたくない病、明日から逃げたい症候群、気がかることはないが生活する上で何かが蓄積されていたようだ。彼は原因を見抜いていた。

彼らの音楽は私の居場所だったみたいだ。
私はずっと居場所を探していたのかもしれない。

誰1人取り残さない優しさではない。この場にいる人間全員音楽に頼らないほど強くしたいわけじゃない。「俺は俺のポリシー、お前はお前のポリシーがある。だから、お互いを受け入れろ。そうすりゃ、全員楽しめるだろ?」音楽は勝ち負けじゃない、自分を殺さなくていい、自分を持っていい。そう諭せる人間と音楽に初めて出会った。

今日のライブを見て、私はちっぽけだと思った。
MONOEYESが見ている景色は、小さなライブハウスが好きだとは言え創る世界は広く感じた。でも、さみしくはなかった。私のことを、MONOEYESがその広い世界に入れてくれた気がしたのだ。あたたくて、気さくで、とても幸せだった。これが「居場所」だと思った。

初めてのMONOEYESワンマンライブ、総じて幸せだった。

最初の話に戻るけど細美さんのバンドのダイバーって本当にカッコいいよね、みんなリスペクトを持っていて、笑顔で飛んでいく。送る側だけど、見てるこっちが嬉しくなる。私は魂を彼ら彼女に託すだけ。飛んでった人みんなカッコ良かったです。本当に!

そして、MONOEYESには私に居場所を作ってくれてありがとうという気持ちでいっぱい。でも心はとても軽くて、ライブハウスでライブを見る理由を失っていたんだなと気づいた。ライブが終わった爽快感と心の軽さを忘れていた。まだスケジュールとかは調整中かな、絶対に来年のツアーも行きます。頑張ってチケット取ります。

今日のことはすぐ書きたくなった。ファイナルしか行けなかったけど本当にいいツアーだったんだな(遠征するつもりだったけど、都合上ファイナルしか予定が合わず...)全面に伝わったライブだった。

2019年最初で最後のMONOEYES、また勇気をもらってしまった。つい最近まで人生イヤイヤ期、死にたいが口癖だったけど、やめるわ。私も生きる。生きてて楽しそうな人たちに会えたから。

来年も私に勇気をください。それまで頑張って生き延びます。よろしくお願いします!

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