秩父でロケ中の宮舘くんに遭遇した話
先日せっかくの3連休なのに予定が無く、しかもこういう日に限ってバリバリスタミナも有り余っていたので、突発的に秩父へプチ旅に行くことにした。
連休初日の三峯神社は渋滞で道が混むことが確実だったため、始発で向かい午前中には参拝を済ませ、秩父⇆三峯神社行きのバスも1時間に1本しか無いので先に一度駅に戻って昼食を取り、以前秩父に来た時に行き忘れた聖神社の奥にある和銅遺跡に向かうべく電車に乗った。
この後事件は起こった。
もしかして…
和銅黒谷駅に降りる。
そもそも秩父鉄道は電車の本数が1時間に2〜3本と少なく、さらにはこの和銅黒谷駅に関しては無人駅なのである。
無人駅にも関らず大人20人程の大群がわらわらと騒がしい。だがツアー客のわちゃわちゃしたとは程遠い、緊迫感のある雰囲気。よく見てみるとカメラマンが大量にいるではないか。
なんと、チョコプラとシソンヌの4人がロケをしていたのである。
どうやら同じ電車に乗っていたらしい。ロックバンドが大好きな私にとっては、芸人さんを拝見出来る方が希少なので大変興奮した。
「SNSに載せないから許してくれ!」と記念にぐらいに写真を撮ろうと思ったらスタッフさんに止められてしまった。
スタッフさんに「ちなみに何のロケですか?」と聞いたら「11月放送のテレ東の『旅の思い出って何ですか?』という番組です」とご丁寧に説明を頂いたので「是非拝見させていただきます」と返した。
しかしここからも問題である。
確実にロケ御一行様と目的地が一緒なのである。
和銅黒谷駅は聖神社のために作られてたと言っても過言では無いほど聖神社以外何も無いのである。
さすがに気まずい。これではストーカーの濡れ衣を着せられてしまう。他に暇を潰せるところが無いか駅前でチェックをする。
コンビニ以外何も出てこない。詰んだ。
仕方が無いので、先に聖神社から奥に10分ほど歩いたところにある和銅遺跡に向かうことにした。
問題は度重なる。和銅遺跡は歴史的に重要な場所ではあるが、問題は滞在時間なのである。
遺跡とは言いつつ、ちょっとした沢に5円玉の大きなモニュメントと説明板があるだけでほとんど所用時間を要しないのである。
とは言いつつ、往復で20分は最低かかるので行って帰ってくる頃にはロケは終わっているだろうと3分ほど滞在して戻ることにした。
神社に戻る。まだロケをやっていた。でもさすがにそろそろ終わるだろうと思い、そそくさと神社の階段を登ることにした。
案の定ちょうどロケ終わりだった。階段の上の方からチョコプラ長田さん、次にシソンヌじろうさん、長谷川さん、松尾さんと順次降りてきた。シソンヌの長谷川さんはテレビで見るより肌がツヤツヤしてて可愛かった。
聖神社は屈指の知名度に対して、規模感はよくある地元の神社クラスのため、階段も手すりを挟んで上り下りの1人分しか通れない。
先客の女子3人が階段中盤の手水舎あたりでキャピキャピしており、さすがに抜かすわけにもいかないので、日本人特有の”降りる人優先文化”で女子3人に続いて待つことにした。
上の方ではちょうどご祈祷終わりなのか家族連れと若いお兄さんがお子様と戯れている。大量のスタッフに埋もれて見えなかったお兄さんがいた。
SnowManの宮舘くんだった。
「解答者」と書かれた派手な襷を掛けた宮舘くんが階段を降りてくる。
この時、私たちがいる手すりの反対側から降りればいいのにも関わらず、アイドルならではの癖なのだろうか、わざわざ私たちがいる方に降りて来てくれたのである。
先客のキャピキャピ女子3人にすれ違い様、宮舘くんの方から「ありがとうございます」と挨拶していた。
その流れで宮舘くんの方から私にも「ありがとうございます」とお礼を言ってくれたのである。
爽やかでスマート。スターの風格。とは言え、私も安っぽい「応援しています」と言うのも気が引け、格別かける言葉は無かったので深々とお辞儀をするだけに留めた。まさか天才的なアイドル様からお声掛けいただけたなんて大変ありがたい。
ちょうどこのタイミングでやって来たおじさんは何ひとつピンときていない様子でちょっと面白かった。その後は普通に参拝した。
スタッフさんも鳥居の前でお辞儀をしていたり、ロケ終わりには神主さんにお礼をしていたり、とても好感度しかなかった。お疲れ様でした。
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プライベートではなく仕事での遭遇だったので、ファンの人にも届けばいいなと思い書かせてもらいました。非常にいい経験をさせてもらいました。舘様推します。
番組見たけど、面白すぎて腹抱えて笑った(笑)
聖神社について
せっかくなので聖神社について。聖神社は番組の通り、日本屈指の金運アップ神社、つまりお金の神様がいらっしゃいます。
ここで祀られている金山彦神(かなやまひこのかみ)は金属や鉱物の神様で、神様の元祖の伊邪那美のゲロから生まれたとされています。「ゲロから生まれたってなんやねん」って感じだけど、古事記や日本書紀の内容は全体的にぶっ飛んでいるのでこれぐらいで驚くのは早い。
簡潔にはこの地域が日本で初めて小銭(流通硬貨)が生まれた場所で、先ほど行きたいと言っていた和銅遺跡が小銭の素材となった和銅が発見された場所なのです。歴史の教科書レベルの話なので、聖地巡礼やご利益云々よりも義務教育的な意味でも行く価値あります。
ご利益は金運全般なのでビジネス成功、給料アップ、他には宝くじとやチケットの当選とか多いみたいですけど、一攫千金よりかは堅実な生活を促してくれる方が得意みたいですね。
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「神社で芸能人に遭遇したからいいことありそう」と思い返したら、先日しっかりボーナス入りました(うちの会社は通常の会社と時期が違うのです)。あと給料アップする予定。
”予定”というのは経営者なのに何故か人にお金を使いたがらない社長だからルーズすぎて入るか分からんし、正直直近のデカいセールで過去最高売り上げを叩き出したから売上に対してもうちょいもらえてもいいだろと思った(笑)
ただ給料上がったお金のご利益も確かで、お金もらえる分はオタ活資金と貯金に回して賢く使いたいです。
ありがとう神様と舘様。これからも社長黙らせるぐらい仕事頑張るわ。
後日談
さらに参拝から1ヶ月後、突然親から3万円お小遣いもらった。ありがとう🙏母しか勝たん
秩父はいいぞの写真
御一行様も行かれてた秩父神社。
「八意思金命(やごころおもいかねのかみ)」という知恵の神様がいらっしゃいます。天岩戸の神話で天照が岩に引き篭ってしまった際、どうやって引っ張り出すか作戦を練った神様ですね。
秩父の地名のもとになった「知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)」は最初にこの神社を創った人で、時代を経て社殿を寄進したのが徳川家康。
境内のやんわりとした優しい雰囲気が好き。
実は今回の旅のメインは関東屈指のパワースポット・三峯神社が目当てでした。
参拝のきっかけは夢に出てきて昨年訪れたらすっかり気に入ってしまったので、以来定期的に通ってます。ここが夢で見た景色と同じアングル。夢でも本殿も御神木が立派だった記憶。
個人的にはですけど、聖地巡礼でせっかく秩父に行かれるなら三峯神社はもちろんですが、境内の摂社の猿田彦神社もオススメです。
猿田彦と天鈿女命が夫婦で祀られていますが、奥さんのアメノウズメが芸能の神様なのでチケ運や推しの仕事の成功に、旦那の猿田彦も道開きの神様なのでよく遠征する方は交通安全として意味で良いと思います。
京都の「芸能神社」然り、アメノウズメは表舞台に立つ向けの神様だと思われがちだけど、個人的には裏方さんやライブや舞台を見に行く観客にとっても良い神様なのかなと思ってます。
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