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読書の楽しみ方
それはきっと人それぞれ違うはず。
娘たちが「文豪ストレイドッグ」と言うアニメにはまり観ている。
コミュニケーションが苦手な私は子供達との会話がうまく出来ず支配的に接していて子供たちからの信頼が得られていないと感じていた。嫌だったし辛かった。
どうしたら信頼を得られるのか?
娘たちから話しかけられたらしっかり聞く、興味を持つ、返事をするよう努力した。いわゆる雑談を増やした。
3つの口(3人娘の)があるので最初は耳を傾けるだけで大変だったし嫌だったが続けるとしだいに子供達からの信頼が寄せられてきた感じがしてこれはいいとよりしっかり話を聞くようになりだんだん苦じゃなくなってきた。
そして「文豪ストレイドッグ」の話。
登場人物が全て実在した文豪たちでその異能力の名が作品の名前なのだ。例えば「太宰治」なら異能力の名は「人間失格」。一緒にアニメを観たり好きなキャラクターの話を聞いたり質問したり。
子供達、学校で学んではいないけどこのアニメが大好きだから文豪の名と作品は覚えてる。これは良い事ではないかな。
何か学びにつながればと角川文庫で表紙が文豪ストレイドッグのイラストになってる文庫本を何冊か購入した。
娘たちは少し読もうかなと手をつけた様子はあったが数ページでやめたようだ。
前置きが長すぎたがここから本題。
実は読書ってどうしたらいいのか、何のためにするのか、どう読むのが正解なのか、何を感じたらいいのかわからなくて読了してもなんとなく消化不良に感じていた。
新しいことや学び読む事が好きなのに本を読む事に抵抗があるという変な感覚。
ところがですねさっき子供達のために買った本を読んでいて気持ち悪くない方法を見つけました。さっきです(笑)
久々の文学小説。中島敦の「文字禍・牛人」を読んでいてやっぱりなんか違和感がありもう読むのやめようかなぁとなる。
このまま読み進めても楽しくないから、文を声に出して読むのが好きなのでやってみた。
おー、私が私に読んでくれてる。それも好きな速度で。心地いい。
1秒に3文字くらいの速さで言葉の意味がわかるよう丁寧に間をとって読む。自分のための読み聞かせ。
すごくいい!情景が浮かんできたり登場人物を感じたりする。頭の中だけで読むより自分の感じてる何かがはっきりわかる感覚がある。
美味しい料理を口の中で味わってる感覚!
意味がわからなかったら何回か読む。
あぁ!なるほど。まで行かなくても何か感じるまではいく。
これが読書のひとつの楽しみ方なのだな!と実感しました。
娘たちと雑談して信頼を取り戻そうという思いが風が吹けば桶屋が儲かるではないが本を味わって読む心地よさを会得することにつながるとは思わなかった。
ありがとう娘たち、ありがとう自分。
他の方はどんな読書の楽しみ方をしているのかな?とちょっと気になってきました。私と同じ楽しみ方してる人もいるのかな。
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