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コンフォートゾーン

コンフォートゾーンってご存じでしょうか。

日本語にすると『快適な空間』。
私たちにとって欠かせない空間のこと。

安全で、安心で、自分の「敵」がいない場所。
自分の家とか、自分の部屋が分かりやすい例。
のびのびとリラックスできる最高の場所です。

もちろん、私にもあります。
コンフォートゾーン。とってもいい場所です。

で、このコンフォートゾーンなんですけど
基本的に誰だって持っているものです。

ところが、ところがですよ。
誰もがコンフォートゾーンを持っているのなら
誰もが穏やかに日々を過ごしてるはずですよね。

でも、現実はどうやらそうじゃない。

不安やストレスを抱えて、疲れている人は
あっちにもこっちにも、どこにでもいます。
『快適な空間』なんてウソなのでしょうか?

・・・

実は、コンフォートゾーンの中に居ても
全く楽しくない人というのはかなりいます。
楽しいどころか苦しい!なんてのもザラです。

一方、確実にコンフォートゾーンが楽しくて
快適で過ごしやすい人もいます。

一体どうしてコンフォートゾーンに
これほど大きな個人差があるのでしょうか。

結論から言ってしまうと
「広げたか」「広げていないか」の違いです。

たとえば幼少期って誰であろうとも
コンフォートゾーンは狭いじゃないですか。
「自宅」が、生活の範囲の全てだから。

自宅で関わるのは両親や兄弟、ペットくらい。
その後、義務教育で「学校」に行くので
生活の範囲は否応なしに広がります。

でも両親に安らぎを得られない人もいますし
学校生活が苦痛になる人もわんさかいます。
傷つきたくなかったり、負った傷を癒すために
「ひきこもり」になる人だっています。

あ、いや、ひきこもるのが悪い!なんて
そんなことを言いたいわけじゃないんです。

2022年の内閣府の調査によると日本にいる
ひきこもりは146万人だと言われています。

これは個人の性格がどうこうのレベルではなくて
今の日本でひきこもりになるのはある意味自然。

ひきこもりは悪だ!なんて言いたいんじゃなくて
コンフォートゾーンを広げづらい人は多い
ってことを言いたいんです。

コンフォートゾーンが狭い人と
コンフォートゾーンが広い人が存在する
というのはなんとなく伝わったでしょうか。

狭ければ狭いほど、そこに「楽しさ」は少ない。
広くなれば楽しいことが見つかる。
そういう理屈です。

だから、コンフォートゾーンに居ても
「全くつまらない!」と思う人は
コンフォートゾーンを広げるしかないんです。

・・・

じゃあどうやって
コンフォートゾーンを広げるのかというと
未知の領域に足を踏み入れることです。

こう書くとなんだか難しいことのようですけど
要は「やったことがないことをやってみる」

たとえば私の場合ですけど
昔、職場の人間関係にひどく不満がありました。
このときの職場は、私にとって嫌な場所でした。
だから、やったことがないことをやったんです。

職場の雰囲気を良くするアクションを起こす

これが私のやってみたことでした。
ラッキーなことにこれが効果覿面で
たった数か月で職場がどんどん楽しい場所に。
今では立派なコンフォートゾーンとなりました。

この場合はたまたま上手くいきましたけど
失敗してダメージを受けることもあります。

いや、むしろ
傷ついて嫌な気分になることのほうが多い。

成功したらメリットは大きいんです。けど
必ず成功するものではありません。だから
(失敗するよりは現状維持のほうが…)と
挑戦をしない人の気持ちはよく分かります。

だから、コンフォートゾーンを広げようぜ!
などと勧めるつもりはありません。

ただ、一つだけ伝えたいことがあります。
「失敗」なんて存在しないということです。

「失敗は成功の母」という故事があるように
成功するためには失敗が必ず付き物。
失敗を数多く繰り返した人だからこそ
成功することができるということです。

そういった意味では私も滅茶苦茶失敗しました。
失敗するたびに安全地帯へ逃げ込んで回復。
回復したらまた失敗する・・・。
ということを繰り返しているうちに
しれっといつの間にか成功していたんですね。

「失敗」を「必要経費」と考えたら
じゃあ仕方ないなって思いませんか?
私は単純なのでそれで納得しました(笑)。

今のコンフォートゾーンに
「楽しさ」はあるでしょうか?


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