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エンジニアと子育て

この記事はエンジニアと人生コミュニティのAdvent Calender2021 #1 の16日目の記事です。

今から1年ほど前、子供が生まれました。そして現在は1歳を過ぎたくらいで、周りのものに興味を示しながら今日も歩いています。
このコロナ禍もありエンジニアの仕事もリモートワーク中心だったので、1歳までの成長を近くで見ることができました。そして時間の許す限り子育てに参加もしました。
この一年、仕事・プライベートで様々なことがありました。その中で見えてきたこと、自分の考え方に変化を感じました。人として親として成長できたのではないかと考えております。
この記事では、自分なりに発見したこと、考え、悩みなどを書いています。

 生活リズムの変化

子供が生まれる前までは、2人とも夜型でした。1時くらいに寝て、8時に起きるような生活でした。
子供が生まれてから3ヶ月くらいは、夜に何度も起こされていたので生活リズムが大分乱されていました。3〜6ヶ月くらいは段々と夜に寝てくれるようになってきましたが、やはり何度か夜中に起きます。
子供の生活リズムの形成を考えると、朝早めの時間に日光を浴びさせるのが良いと多く言われているので実行しました。結果として、自分と妻の生活リズムが朝型に変わりました。樺沢紫苑「神・時間術」によると、午前と午後では生産性が大きく違うということが指摘されています。以前から朝型にしたいと思っていましたが、子育てを通して難なく朝型にできた点は良かったです。
少し話が戻りますが、育休を取らずに仕事もすることも考えると、子供が産まれてきてから半年くらいはどうしても夜泣きなどで睡眠が乱されることを覚悟する必要がありました。もちろん、里帰りの期間を長く取ってもらったり、部屋を別にすることもできたでしょう。しかし、妻の負担を減らしたい思いもあり、妻と何度も話し合いました。話し合った結果、一時的に部屋を別にすることにまとまりましたが、妻に負担をかけてしまったという後悔に似た気持ちも残りました。

意識の変化

子供が生まれるとかなり意識に変化があったと感じています。
例えば仕事の優先度。それまでは夜遅くまで際限なく仕事をすることもありましたが、今では仕事の時間をきっちり区切るようになりました。子供との時間もそうですが、妻との時間も大切にするようになりました。以前よりも妻と話す時間が増えました。
子供の夜泣き・仕事のストレスもあり睡眠リズムも乱れてしまいましたが、結果として自分の身体に耳を傾けるようにもなりました。結構無理をして仕事していたのかもしれません。以前は悪かった健康診断の結果も今は大分改善されました。
もう一つ、自分の子供だけでなく、街中で見かける子供もよく観察し、学ぶことも多くなりました。

アルバムは沼

iOS標準のアルバム機能は、他の人に共有することもできます。互いの両親に共有することで、成長を見てもらったりコメントをもらうこともできます。
子供のアルバムは、現在は800枚ほどの写真、700本ほどの動画が入っています。かなり撮っているのかもしれません。全てを両親に見てもらってコメントをもらったりするのも嬉しいのですが、それ以上に見返すことの楽しさがあります。
見返すことで、数ヶ月前の子供がまだできていなかったことが今はできている感動があります。妻が言っていた言葉で「尊い」というものがありましたが、そんな思いです。

育休取得について

今回私は育休取得していませんが、取得すればよかったと後悔しています。
仕事もしながら子育ても手伝えると考えていましたが、「子育ては大変」ということが身に染みました。夜泣きなど妻への負担も相当なもので、何とかして負担を減らしたいと何度も考えました。
仕事自体への影響やキャリアへの影響を考えると、仕事は続けたいという気持ちがあります。しかし、育休を取って赤ちゃんという大事な時期に深く関わりたいという思いもあります。相反する2つの思い・葛藤は今でもあります。どちらが正解かは決めることができていないですね。

頼ること

2人のみで子育てして行くのも良いですが、ある程度頼ることも良いのではないかと考えています。
幸い、妻の親は同じ市内にいるので、週1くらいで頼っています。親も子供が見れて嬉しいようですし、妻も負担が軽くなって気分転換にもなるようです。
行政に頼ることも良いです。探してみると意外と子育てに関する行政サービスが多かったです。相談窓口もそうですが、子供を遊ばせる場所が意外と多かったです。保育園ではないですが、他の子供とも少し交流できるような場所がいくつもありました。
私達は利用していないのですが、ベビーシッターなどのサービスの利用も良いのではないかと考えています。妻の要望でこの手のサービスは利用していませんが、たまになら利用しても良いのではないかという自分の思いがありました。この点についてはお互いの考えはまとまりませんでしたね。

1人の親として1人のエンジニアとして

欲張りかもしれませんが、仕事にも子育てにも積極的になりたいと考えています。難しいのはバランスを取ることです。人生の土台となる家庭を顧みないとその先には不幸な未来が待っているようにも思えます。他方、仕事でどんどん挑戦していきたいという考えもあります。挑戦することをしない人生はつまらなく感じます。
家族と様々な場所に行ったり経験したり。仕事で新しい技術・新しい環境で挑戦したり。列挙するとやりたいことはたくさんあります。しかし、人生は短い。迷い悩みながら取捨選択して行くしかないのかもしれません。

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