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【鎌倉暮らし日記】極楽寺でごくらく 2022.6.12


日曜日。晴れ。天気の良さとは裏腹に、今日はなんだか疲れた気分。体が動かないので朝はずっとベッドでごろごろ🛌思う存分休んだら、お昼前には少し元気を取り戻したので出かけることに。


【鎌倉 長谷珈琲&ガレット】
江ノ電で長谷へ。あじさい路で有名な長谷寺付近はかなりの混雑ぶり。人混みを避けて、駅から少し歩いたところにあるカフェへ。

ここは自家焙煎のコーヒーと、北海道の蕎麦粉を使ったガレットが美味しいお店。定番の生ハムとグリュイエールチーズのガレットを注文。ガレットはフランスブルターニュ地方の定番家庭料理で、フランス旅行した時に食べたなあ。

生ハムとグリュイエールチーズのガレット


チーズたっぷりで美味しかった!さて、外へ向かおう、とお会計を済ませた直後、突然の強い雨風。階段に置いてあった紫陽花の鉢植えが飛んでいくほどの強さでびっくり。鎌倉はこういうことがあるから気が抜けない。洗濯物干してきちゃったよ…しかもホワイトデニムを履いてきてしまった、としょんぼり。

あまりにも強い雨なので、「少し雨宿りしててもいいですか?」と店員さんに聞くと、「どうぞどうぞ〜😊」との笑顔で答えてくれたので、甘えさせてもらうことに。親切な店員さん、とってもありがたい。

伝わりにくいけどすごい雨


休憩がてら、ブラジルカカオというコーヒーを注文。漆黒の珈琲に映る雨模様が綺麗だなあ。

1時間ほど待ってようやく雨がやんだので、今日の目的地、極楽寺方面へとことこ。


入口が見えてきた!


【成就院】

目的地のひとつめに到着。ここで成就院の歴史を少し。

かつて空海(弘法大師)が諸国巡礼の折に護摩供の修法を行ったといわれる跡に、1219(承久元)年、第3代執権北条泰時が創建したと伝えられています。
鎌倉観光公式ガイド


ここは平安時代に、空海さんが虚空蔵求聞持法(=百日間のあいだ一日に一万遍ずつ虚空蔵菩薩のご真言を唱える修行法)を修したことでも知られている。来る日も来る日もご真言を唱え続ける一途な空海さんに思いを馳せながら門をくぐる。


門を通り抜けた後は、参道に広がる真っ盛りの紫陽花と、背景には湘南の海。紫陽花と海を同時に楽しめるなんて贅沢🤭

ここの紫陽花、今でもとっても立派で綺麗だけど、昔は般若心経の文字数と同じ262株の紫陽花が植えられていたそう。しかしながら、2015年の改修工事で、多くの紫陽花が震災被害にあった宮城県南三陸町へ植樹されたのだとか。参道いっぱいの紫陽花も見てみたかったけど、移された宮城県の紫陽花も見に行ってみたいな。

階段を登って、ようやく門に着いた。


色とりどりの紫陽花で溢れそうな龍の手水。

龍の手水


たくさんの紫陽花に癒されて、成就院を後にする。


次は極楽寺駅の方へ。

駅に到着。極楽寺駅付近は、鎌倉駅とはまた少し違った趣がある。あまり観光地向けに開発されていなくて、いい意味で手付かず。まるで鎌倉時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえる。


【極楽寺】
極楽寺は、鎌倉唯一の真言律宗のお寺で、1259年(正元元年)に北条義時の三男、重時が建立し、忍性が開山した。今でこそ吉祥院のみを残すこぢんまりとしたお寺だけど、昔は七堂伽藍と四十九の支院を持つ壮大な寺院だった。今は想像できないけれど、当時は死骸が遺棄されたり、行き場を失った人たちが集まる地獄谷とも呼ばれたこの地域。そんな荒廃した場所を復活させ、極楽浄土に生まれ変わるようにとの想いを込めてこの寺名をつけたんじゃないかな。こうやって、時代背景を調べてみると、よりお寺めぐりも楽しめるなあと思う。

門前の立派な紫陽花と茅葺屋根。鎌倉時代を彷彿とさせる。

自然に満ち溢れたお庭。当時の人たちは、ここを極楽浄土と重ね合わせて、憩いの場としてたのかなあ。

極楽寺を出る頃にはもう夕方だったけど、日差しが戻ってぱあっと明るくなっていた😌

鎌倉時代の人たちに思いを馳せながら、極楽気分を味わって、最後に気になっていたカフェへ。


【SOMETHING’S COFFEE HOUSE】
ここは、極楽寺駅から少し歩いたところにある一軒家カフェ。このカフェに来たかった理由は、デンマーク、コペンハーゲンの有名店『prolog coffee bar』のスペシャリティコーヒーを扱っていると聞いていたから。最近のマイブーム、「北欧」に関連するということで来てみることに。

アメリカの家庭にありそうなカントリー調のカラフルなラグと、木のナチュラルインテリアでまとめられた可愛らしい店内。

大好きなコーヒー雑誌のSTANDARTを見つけて、わくわくしながら手に取る。

バスクチーズケーキとカフェラテを注文。美しいラテアートにうっとり。バスクチーズケーキは、香ばしくてカリカリの表面と、口当たりがよくなめらかな甘い生地が合わさって、とっても美味しかった🧀

ひと休みできたので、帰路につく。

極楽寺。検索してみてもあまり参考するところもなさそうだし、一体どんな場所なんだろうと思っていたけど、まさに極楽気分を味わうのにぴったりの場所だった。その証拠に、帰る頃には朝の疲労感がすっかり吹き飛んでいた。満たされた気持ちで、江ノ電で帰宅。

最後に、今日のレンバイでの収穫はこちら。

・ビーツ
・ズッキーニ
・トマト

今がビーツの旬ということで、今日は色々な農家さんがビーツを売り出していて、150円で手に入ったのでとってもお得だった。前にビーツのポタージュは作ったことがあるので、違うメニューに挑戦してみたいところ。

夜ご飯は、余った人参でキャロットラペ、コールラビとツナの白味噌和え、煮卵、鶏焼売を作った。鎌倉野菜をふんだんに使った鎌倉スペシャル🤗



今週もいい休日だった〜。


それではまた!

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