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2023年は私にとって「うつ病」元年 ―今年のふり返り―

あなたは今年一年どうでしたか。

私は最低で最高の一年になったと思います。

年初にうつ病になってしまってから、年の半分以上はぐったりしていました。
そういう意味では最低な一年でした。



ただ、ここで病気になってしまったからこそ学べたことも多くあって、ものすごい収穫になったと思います。
そういう意味では最高な一年でした。


まずは精神医学について。私はYouTubeで精神科医の益田Dr.の動画をよく見ていますが、うつ病にならなければおそらく見なかったであろう分野だと思います。

精神科の病に倒れてしまうのは本人が弱いからというわけではなく、周囲の環境が合っていなかったり、その人の先天的な脳の気質のせいだったりというのが原因なのだとわかってきました。

だから、自分はどのような環境にいることが望ましいと感じているのかを明確にすること、そして自分の脳は他の誰かのそれとは違うものなのだという一種の諦めが必要なんだなと気づくことができました。

セルフモニタリングやマインドフルネスで自分の身体や気持ちの状態を把握・管理することの大切さにも。

それと、私には白黒思考をしがちだったり完璧主義なところがあったりというのを突き付けられたので、そういう自分の性格に気がつけたことも良かったと思っています。
そういう病前性格のようなものがあるらしいです。
なんでもかんでも全力でする必要はなくて、もっとゆるっと生きていていいんだなと。

社会人になってから潰れるより、今こんなふうに潰れておいたほうがましだったのかもしれません。
人生を生きる中で大切なことを学べたので。
(本当は潰れなければ一番いいのですが)




精神医学の他に今年もう一つ学べたことが「自分自身」についてです。
私はこれまで本当の意味で自分の意志で進んできたわけではなかったようです。
よくよく考えてみたところ、高校も大学も、自分が本当に行きたいところだからというよりは、周囲の期待を受けて入ることにした、というのが大きいみたいです。
それをこれまでの私は、自分自身がそう決めて進んできたと、思い込んできてしまっていた。

少し前から感じ始めていた生き方に対する違和感はこのせいだったのでしょう。

だから、これからは周囲がどうこうというのではなく「私」がどうしたいのかをきちんと考えなければ、ずっと何かがずれた人生になってしまうという恐れのような気持ちがあります。

就活もぼちぼち始めていますが、本当にその道で合っているのか、きちんと自分の気持ちに向き合って考えていきたいと思います。

新卒でどこかの企業で総合職として務めていくのがよいのか。
それとも、人の心の問題に寄り添える人になりたいという思いがあるので、精神保健福祉士を目指す方向に行くのがよいのか。
はたまた、バリスタやパティシエ、調香師といった職人的な仕事に憧れがあって、それを目指して別の道を進んでいくのがよいのか。

…こんなガチガチに考えていたらまた精神的に疲れてしまいそうなので、ほどほどに頑張っていきたいです。


あなたにとっても、私にとっても、来年はさらによい年になりますように。


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