剣道の実況について

剣道のメジャーな大会はたまに実況がついていたりするが、まともに実況できているものを聞いたことがない。
「面だ、面入った!!面だー!!」みたいな。
隣に座ってる高段者の先生も
「よく攻めましたねえ」
くらいの言葉すくなに済ましてしまうものだから、余計わからない。

技がどれだけすごいかを文字にできないのは、結構由々しき問題であるように思う。剣道の用語というのは、曖昧模糊としてよくわからない。そもそもあまり説明しようとしていない風潮がある。
どのスポーツも言語化を詳細にして、技術を再現可能なものにしていると思う。剣道もそうあって欲しい。
実況ではせめて、表から攻めた、裏から攻めたくらいは言って欲しい。遠間近間中間間くらいは言って欲しい。

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