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言語学習でスタートダッシュを決めたいあなたへ

こんにちは、みてい(@mitei_clil)です。
日本語母語話者です。
大学では英語を専攻、現在は英語に関係する職に就いている人です。

今回は言語学習にフォーカスしていきます。学習の中でも「スタートダッシュ」を取り上げることで、(私自身のための学習記録も含め)これから言語学習を始める人の一助になれば幸いです。

特に想定している読者
▶ 英語を学校で学んだ上(学んでいる最中)で、別の言語に興味がある人
▶ できるだけお金をかけずに言語学習をしていきたい人
▶ 私みたいに言語学習でモヤモヤしている人

想定している、とは書きましたが、もちろんそれ以外にも「英語の学び直しをしたい人」にも何かしらヒントになる部分があるかと思います。

第二言語を始めたきっかけ

「きっかけ」と言うと大袈裟ですが、大学で第二言語をやらなかった後悔がここ最近出てきていたんですよね。しかし「思い立ったが吉日」の精神でフランス語を始めてみたんですよ。それが約1か月半前。

たまにNHKの外国語会話系の番組を見る程度でモヤモヤしていた気持ちをフランス語に向けたのにはいくつか理由がありまして、

  1. なんとなくかっこいい

  2. 英語学習の知識を活かせる

  3. 英語とアルファベットが(ほぼ)同じ

  4. 中国語は四声がめんどくさそう

  5. 韓国語やアラビア語、ロシア語、ギリシャ語等は文字学習のハードルが高い

  6. 国連とオリンピックの公用語だから

…と、並べてみると幾分消極的な理由もありますが、そんなもんです。仕事で必要だとか、留学行きたいからとか、そんな理由は一切ありません。ざっくり言うと、単純に「興味があったから」というのが一番大きいです。

正直、英語ですら「いつまでも勉強途中」という気持ちでいますが、言語学習って楽しいじゃないですか。
だから、少しでも、言語以外でも、勉強以外でも、「面白そう」って感じたら始めましょう。始めるべきなんです。

その「面白そう」から「(言語学習を)始める」までのハードルを極限まで低くするためにはどうするか、を考えてみた記録がこのnoteだと思ってください。

ここまで読んでくれた皆さんもフランス語始めましょう!!!(強引)

脊髄反射で用意するもの

上述の流れを汲むに、普通は問題点を洗い出してから解決策(ハードルを低くする方策)につなげると思いますが、そんなまどろっこしいことはしていられません。
まずは
・スマホ(パソコンもあればなお良い)
 ・ノート(紙)
 ・お気に入りのペン

を用意してください。(ノートはできれば紙で、ルーズリーフよりは1冊のノートが望ましいですが、それもめんどくさいor手元にない場合はしょうがないです。あるもので頑張りましょう。まずは始めることが至上命題です。)

使用するWebサイトやサービスは東京外国語大学言語モジュールYouTubeDuolingoです。

①東京外国語大学言語モジュール

以下からアクセスしてブックマークしてください。

これが無料なのがほんと意味わかりません。学びたい放題です。絶対ブックマークしてください。
フランス語のところを見ていくと、
 ・発音モジュール
 ・会話モジュール
 ・文法モジュール
 ・語彙モジュール
というのがいくつかありますが、まずは文法モジュールの「簡単なフランス語文法」から始めるといいと思います。

※品詞の概念はとても大事なので、もしこの記事を読んでいる中高生で「品詞って何?」状態の人がいましたらそれくらいは覚えるようにしてください。それくらいは。

②YouTube

言わずと知れた動画プラットフォームですね。フランス語であれば「フランス語 初心者」とか「french learning」とか検索してみましょう。
何見ていいか分からないときは何でもいいので適当に見てみるんです。止まっちゃだめです。

フランス語初学者はスンシルさんのこの動画見ましょう。

スンシルさんも動画内でおっしゃっていますが、「文法の全体像を把握する」ってめちゃくちゃ大事なんですよね。
「文法」という文字列にアレルギー反応を起こす人は幼児と同じ言語習得頑張ってください。

調べてみるとわかりますが、全世界の言語強者が集結して動画をアップしてくれています。まずは登る山の高みを知りましょう。
French mornings with ElisaのElisaさん、EasyFrenchのインタビュー動画などはけっこう面白いですね。(適当に検索して出てきたのを惰性で見続けているだけとは口が裂けても言えない)

“R”の発音を始め、日本語には出てこない音の学習は、こういう動画が参考になりますね。

③Duolingo

PCからもアクセスできますが、私はスマホのアプリで使っています。様々な言語を学べますが基本的には無料です。
リスニングや並べ替え問題、ライティング、スピーキングもあります。
文法からコツコツ…ではなく、よく使う表現や会話例などを使って新規語彙の獲得と復習を高速回転させていくイメージですね。

これらの①②③は順番ではありません。念のため。

何より「お金をかけない」

※通信料は考慮しません。

とりあえず皆さん、③Duolingoをインストールして、始める言語を決めましょう。特になければフランス語始めてください。
そして何も考えず、本能のままに小1時間やってみてください。

そしたら①東外大言語モジュールや②YouTubeの動画で文法をざっとやりましょう。YouTubeの文法説明動画は尺が長いイメージがありますが、一気見する必要は全くありません。むしろ一気見してはいけません。つまみ食いしてください。

私の場合は①でノートとペンが登場し、文法事項をまとめていますが、読んで練習問題に答えたり、音声を聞きながら自分でリピートするだけでも力になると思います。

あとは①②③をひたすら反復横跳びしてください。

お金をかければオンライン会話教室に参加したり、参考書や単語帳を購入したりもできますが、まずはこれらから始めてみればいいんじゃないですかね。

「あれ買わなきゃ!」「これが無いと効率的な学習ができない!」とかっていう強迫観念に囚われる必要はありません。まずは始めてください。

とは言いつつ、辞書はあった方がいいかなと思い、プチロワイヤル仏和第5版は買いました。まあ、辞書くらいはね…。

今どきオンラインである程度は単語の意味や用例を調べることができますが、辞書好きなんですもん。しょうがないよね。

まとめ

東京外国語大学言語モジュールYouTubeDuolingo、これらは多言語学習/習得の三種の神器と言っても過言ではありません。

しかし我々は知っています。これだけやっていても外国語がペラペラになるわけではないと。

でも一番腰が重いのって「始める」ときじゃないでしょうか。そこさえクリアした我々は偉い!自信をもっていきましょう。そして貪欲に知識を得ていきましょう。

「~~ができる」ことばかりを追っていては疲れます。もう少し肩の力を抜いて、「『始める』ことができた」ことに目を向けましょうよ。

そして何度もこすられ続けているであろう一文で締めたいと思います。(…ここにきてフランス語の名言じゃないのは大目に見てください。)

Today is the youngest day of the rest of my life.


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