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次の時代の社会システムへと続く「うねり」をつくることが野望だ。

Co-Doプログラム概要
Co-Doは、”越境”をコンセプトに東海地域から社会を変えるソーシャルイノベーターの育成とそのエコシステム構築を目指すプログラムです。
 ”越境”によって、異なる分野や価値観、手法を取り入れて既存の枠を超えた発想をもとに社会課題に対する事業構築ができる視座やマインドを養い、実際に社会に実装していくプロトタイピングまで行います。

プログラム一期生を紹介します!
七人目は、横浜国立大学 経営学部在学中にして 一般社団法人アクトポート 理事を務める小室 拓巳くんです!


どんな人?

日本に寄付文化をつくるために幅広く活動しています。
現在は、次世代の募金箱となるような、タッチ決済で寄付ができるデジタルサイネージ(電子広告)を開発しています。

他にも、教育系の一般社団法人を立ち上げ、出張授業や企業研修、教育コンテンツの制作などを行ったり、若者による政策提言や社会参画の推進を自治体ととも取り組んだりしています。

STAGE 3 シンガポール越境を終えて、どんな社会を作ろうと思っている?

社会をより良くする人や組織に、社会のリソース(特に資金と人材)が十分に回る社会をつくりたいと考えています。

そのために、まずは日本に寄付文化を醸成することを目指しています。
寄付文化によって共助を拡大し、課題先進国である日本の複雑な社会問題をシステムレベルで解決しつつ、ポスト資本主義へと続く「経済合理性を超えたお金の使い方」をより当たり前にしていきたいです。

シンガポールで印象的だった出来事、プロジェクトへの参考になった出来事など

同じ民族であるという共同体感覚が、人々の寄付行動に想像以上に大きな影響を与えるという学びがありました。
シンガポール人(主に中華系)の国民性は日本人にかなり近しい部分が多い一方で、同じ民族で構成されたコミュニティ内での寄付が非常に盛んでした。
多民族国家であるからこそ、同じ民族内ではより強力な共同体感覚が生まれ、相互扶助の精神が養われているのではないかと感じました。

こうした学びから、日本では特に地方において共同体感覚(同質性を重視する傾向)が強いため、地方から寄付文化が芽生える可能性があるのではないかという仮説を持ちました。

また、シンガポールではキャッシュレス決済が非常に普及しており、街頭での寄付もタッチ決済で行うことができました。そのため、開発中のプロダクトが日本で社会実装されている状態をより鮮明にイメージできるようになりました。

プログラムに参加してよかったこと(STAGE1〜STAGE 3を通して)

Co-Doに参加して、ソーシャルイノベーターとしてのコンピテンシーが養われたように感じます。
具体的には、リフレーミングやメタ認知、システム思考といった物事の本質を捉える思考の土台を実践を通じてより体得することができました。

stage1でメンターの方々にToC(Theory of Change)の壁打ちをしていただいていた際には、一段視座を高くすることで起業という自分が無意識のうちに囚われていた枠組みを転換し、実現したい社会をつくるための方法を多角的に考えることができるようになりました。

stage2の海外越境では、シンガポールの文化や社会システムなどについて事前に調べ、ディスカッションをし、自分なりの仮説を持つことで、現地においてより鮮明に日本との差異を実感することができました。

日本の外から日本を見つめ直すことで、日本を相対的に捉えることができ、自身の今後のキャリアや事業をメタ認知する良い機会になりました。

また、日本とシンガポールの差異を国家戦略や政治体制、民族構成から解釈することでシステム思考的な考え方の型を身につけることができました。 そして何より、渡航したメンバーと一緒に過ごした時間が本当に楽しく、かけがえのない経験になりました!

プログラムを通して起きた自分自身の変化(STAGE1〜STAGE 3を通して)

少しありきたりかもしれませんが、行動する重要性を痛感しました。自分は事業を構想する段階で思考しすぎるところがあるので、Co-Doのメンバーやシンガポールの同世代を見ていて、「100の思考より、1の行動」が必要なフェーズもあることを改めて感じました。

プログラムを通して起きたプロジェクトの変化(STAGE1〜STAGE 3を通して)

Co-Doの4ヶ月間は、一つのプロジェクトを深めて収束させていくというよりかは、視座を高めて対象としている課題の境界線を広げ、多面的な見方で原因を探し、最も効果的な解決方法を模索するプログラムだったと感じています。
そのため、自分がつくりたい社会という原点に立ち返り、改めてその方法を考えることができました。その結果、情報発信や教育、アドボカシーといった分野にも活動の幅が広がり、交流する人が増え、取り組んでいる事業に対する解像度がより深まったり、新たな事業展開の可能性が広がったりしました。

【Co-Do DEMODAY開催!!】
海外越境を経た7名による社会を変えるビジョンと事業のプレゼンテーションを開催します!

⚫︎日時: 2024年2月10日(土)13:00-18:00
⚫︎参加費: 無料 ⚫︎参加方法: 会場参加 / オンライン参加



一期目のプログラムは以下で実施いたしました。
STAGE1:2023年10月21日(土)〜11月下旬
STAGE2/ STAGE 3:2023年12月上旬〜2月上旬

■STAGE1
一泊二日のキックオフ合宿や第一線でチャレンジするメンターたちからのセミナーを実施。なぜ自分がこの事業/プロジェクトに取り組むのかを明らかにし”越境”していく。

・合宿(10/21-10/22土日)
・オンラインセミナー

■STAGE2
約1週間シンガポールへ渡航し、海外起業家やITテックの最前線に飛び込む。
・海外越境(約1週間)
・IT越境(国内)

■STAGE3
プログラムを通し磨き上げられたプランと今後のビジョンを社会へと発信する。
・プロトタイピング
・DEMODAY

DEMODAYでお会いしましょう!

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