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モンテッソーリー教育とコンピューター

お疲れ様です。食後で眠いY研究員です。今日も頑張って一つ記事をしたためたいと思います。

さて、うちには0歳児が転がっているのですが、最近はパソコンやスマホに興味を示すようになって来ました。そこでモンテッソーリー教育という物があり「自由に子供の興味を伸ばす」らしいと聞いた事があったので、これは使い終わったスマホやパソコンを与えて重さなどに慣れてもらうのは良いかもしれないと思いつきました。いわば0歳からのプログラミング教育ができないか、という発想です。

この時点で青ざめている方もいる気配がするので、最初から結論を書いておきますが発達段階にある子供、特に3歳などの低年齢時にパソコンやスマホを与えるのはあまり良くないという事がわかりました。特にモンテッソーリー教育の情報を見ると、大方の意見は反対のようです。モンテッソーリー教育については、それ自体が興味深いのでまた別の機会に勉強してみようと思いますが、今回はちょっと調べて見た結果をまとめて共有してみたいと思います。

ダメな理由は何個かあるようですが、まずは5歳くらいまでの子供は社会的スキルを身につける段階なので、パソコンなどに没頭すると他の人と付き合う事が難しくなるという指摘です。確かに人と会うのは面倒でインターネットをしている方が楽なのは大人の自分にも分かりますが、やはり年齢と共に身につける事柄を疎かにすると後が辛くなりそうです。

他にはパソコンやスマホは集中力が低下するという指摘です。ほぼ全てのソフトウェアで動くものは反応が早く返ってくるものばかりです。遅いとユーザーが戸惑うのでなるべく早く分かりやすい反応を返するように作られているのですが、広く世の中を見渡すとすぐに結果が出るものばかりではありません。種まきをして芽が出るまでには何日かかったり、パン生地をオーブンに入れて焼きあがるまでには少し待たないといけません。ソフトウェアの時間感覚に慣れすぎると「待てない人」になるという指摘は理解しやすかったです。

しかしモンテッソーリー教育をする学校でも、いつまでもコンピューターと子供を切り離しておくわけにも行かないのでインターネットの使い方などは時期を見て教えるようです。

ここまではモンテッソーリー教育を使って子供を指導している先生方の意見でしたが、もう一つ親視点で面白いブログ記事もあったのでご紹介します。7歳の子供がおじいちゃんからパソコンをもらったのですが、ゲームを禁止にしたところ自分で作るようになったという話です。どうしてもゲームがしたいから自給自足で頑張ったようですが、消費する側から作り出す側へ移る事ができたのは大きい経験だと思います。簡単に真似をしてうまくいくような事例ではないですが、面白い事例だったのでご紹介しました。

最初に見た記事に話題は戻りますが、家族全体で見たときにテレビやパソコンをしていると、みんなで共有する時間が無くなるので良くないという指摘がありました。たしかにスマホばかり見ている親を嘆く子供の話をたまに見聞きします。というわけで0歳児がパソコンやスマホに興味をしめす環境そのものが既に問題であるという気がして来ました。なのでしばらく子供の前では使うのはやめてみようと思います。

では今日はこの辺で。

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