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第5日: 論理型と条件文【15日間Pythonチャレンジ:中高生が学ぶプログラミングの基礎】

論理型(Boolean)とは

Pythonにおける論理型(ブール型、Boolean)は、真(True)か偽(False)のいずれかの値を持つデータ型です。これは、条件が成立するかどうかを判断する際によく使用されます。例えば、ある数が別の数より大きいかどうかを判断する場合などです。

is_adult = True
is_teenager = False


print(is_adult )
print(is_teenager )
pythonでBooleanを確認する
pythonでBooleanを確認する

論理演算

論理演算を行うには、andornotなどのキーワードを使用します。これらは、論理型の値を操作するために使われます。

  • andは両方の条件が真の場合に真を返します。

  • orは少なくとも一方の条件が真の場合に真を返します。

  • notは条件の真偽を反転させます。

a = True
b = False


print(a and b) # False
print(a or b)  # True
print(not a)   # False

条件文(if文、else文、elif文)

Pythonでの条件分岐には、if文、else文、elif文を使います。これらを使用することで、特定の条件に基づいた異なるアクションを実行することができます。

  • if文: 条件が真(True)の場合に実行されるブロックです。

  • elif文: 複数の条件を順にチェックする際に使用します。if文に続けて複数書くことができます。

  • else文: すべてのifやelifの条件が偽(False)の場合に実行されるブロックです。

条件分岐はプログラムの流れを制御するために使用されます。Pythonではif文を使ってこれを行います。if文は、指定された条件が真(True)である場合にのみ、特定のブロックのコードを実行します。

◇ if文が真(True)の場合
if文は、指定された条件が真(True)の場合に実行されるコードブロックです。条件が真であれば、if文に続く部分が実行されます。

age = 20

if age >= 20:
    print("あなたは成人です。")

この例では、ageが20なので、「あなたは成人です。」と出力されます。

if条件がTrueの場合のコード
if条件がTrueの場合のコード

◇ if文が偽(False)の場合

age = 18

if age >= 20:
    print("あなたは成人です。")

この例では、ageが18なので、条件がFalseなのでifのブロックが実行されないです。
そのため、何も出力されることなくプログラムが終わります。

if条件がFalseの場合のコード
if条件がFalseの場合のコード

◇ ifが偽(False)でelseが実行される場合
if文の条件が偽(False)の場合、else文に続くコードブロックが実行されます。

age = 18

if age >= 20:
    print("あなたは成人です。")
else:
    print("あなたは未成年です。")

この例では、ageが18なので、条件がFalseなのでifのブロックが実行されない代わりにelse文が実行され「あなたは未成年です。」と出力されます。

if分岐によって実行されるコードが分かれる。
if分岐によって実行されるコードが分かれる。

◇ ifが偽(False)、elifが真(True)の場合
elif文は、複数の条件を順に評価するために使用されます。if文の条件が偽(False)elifの条件が真(True)の場合、elifに続くコードブロックが実行されます。

age = 16

if age >= 20:
    print("あなたは成人です。")
elif age >= 18:
    print("あなたは高校生かもしれません。")
else:
    print("あなたは未成年です。")

この例では、ageが16なので、最初のif文の条件は偽(False)ですが、elif文の条件が真(True)のため「あなたは高校生かもしれません。」が出力されます。else文は実行されません。

if elif elseなどでさらに分岐をわけることができる
if elif elseなどでさらに分岐をわけることができる


このセクションでは、条件文の具体的な使用例と、それぞれの条件文が真になる場合の挙動について詳しく説明しました。

これにより、読者はPythonでの条件分岐をより深く理解し、効果的にプログラムを記述することができるようになります。次のセクションでは、データ構造の一つであるリストに進んでいきます。


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